ドーランが目にしみる 2009年6月 |
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撮影:半片ブラザース はんちゃん |
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6月29日(月) ちょっと心配な症状がここ数カ月続き、 まず疑ったのが糖尿病。 それで今月は人間ドックに入ったり、 糖尿病の専門医を訪ねたりと、これでなかなか 健康チェックに忙しい日々であった。 今日、専門医さんのところで行った検査の結果が出た。 糖尿病ではないとのこと。 しかも各項目の数値が異常に・・・いい。 肝臓なんてガンマGTPが20ですよ。 先生から、「お酒を飲まない人の数値です。もっと飲めば」と言われる。 惜しむらくは膵臓のインシュリン分泌が低下しており、 生まれつきなのか、それとも炭水化物好きが祟ったのか、 「米と麺は控えめに」とのことだったのだが、 意外や意外、こんな人生を歩んできて、何だろうこのスーパー肝臓。 しかし、糖尿病でないとなると、 何かなあ。 検査は来月も続くのである。 |
6月28日(日) 正午より、渋谷ON AIR NESTで第二回「昼下がりの冗談」。 さっき起きたばかりなのに、 いきなりのテキーラが沁みるよ。 今回は出演されているクラウンの方が少なく、 どちらかというと特定のキャラ立ちをされた方の押しの強さが (それはそれで気持ちよかった) 目立ったステージだったが、 それでも幾つか出色のものがあり、 こんなに面白いものをやっているのに お客さんの数が少ないなあと、 その後出演者の皆さんの昼酒に呼んでいただきながら どうすればいいのだろうと、 我がことと等しい問題として頭をひねったのであった。 嬉しかったのは、 尊敬する道化師ユニット「YEN TOWN FOOLS」のビリさんと 話ができたことで、 ところがこれがびっくり。 「VIP RUN THEATERでごいっしょしましたよね」と言われ、 なんと、ビリさんも20年前にボクがやっていた お笑いイベントに出演されていたメンバーの一人だったのだ。 「靴下のジュース飲むのが嫌で・・・」 みんなそのことが記憶に残っているんだなあ。 今や「YEN TOWN FOOLS」は国際的な道化師である。 海外のフェスティバルからも招聘がかかる。 ひとつのことを20年続け、みんなそうして大きくなっていった。 三雲いおりさんも、ダメじゃん小出さんもそうだ。 偉いなあ、みんな。 |
6月27日(土) 桃井さんからいただいた写真集を開きながら 焼酎をやる。 この男、140カ国を回っている。 悲惨な写真も多々あるが、 特徴としては常にみずみずしく現場に立っていることを感じさせる。 固定も沈降もないのだ。 人の運命はそれぞれで、 いつしか自分で選択し、 あるいは風向きによって道を違え、 誰もが唯一無二の生き方をしていくことになる。 「もしも〜」と考えるのはよくないと言われるが、 それもまた遊びのひとつと心得れば、 桃井さんとボクの人生が入れ代わっていても不思議ではない時代があった。 だからこそ桃井さんはイベントでボクを呼び、 好き放題やらせてくれたんだろう。 140カ国。 嫉妬します。 |
6月26日(金) 阿佐ヶ谷ロフトでのライブ。 写真家、桃井和馬さんのトーク・イベントの一環として行われた。 ボクがなぜ「叫ぶ詩人の会」から 「アルルカン洋菓子店」へと変ぼうしていったのか。 桃井さんはそのあたりをテーマに据えられていて、 それはもちろん、かつて世界を旅しながら 「叫んでいた」ボクのことを桃井さんは かなりの郷愁をもって観てらっしゃるからである。 とはいえ、両者の間には時間的な隔たりがある。 一筋縄では説明しにくい。 「叫ぶ詩人の会」をやっていたから 敢えて今素直に歌うという行為に挑戦しているわけで、 それは語る、歌うの差はあれど、 ステージに立つ以上は心と技術の双方がなければ成立しないと 骨身に沁みてわかった時代があった上での賜物なのだ。 でも、数列のようにある規則性によってこれが続いているものかというと、 それはまた違う。 「叫ぶ詩人の会」は二十代、三十代のエネルギーがなければできない パフォーマンス・グループであった。 「アルルカン洋菓子店」は十代の頃に夢見ていた「歳の取り方」である。 「人生の過ごし方」である。 妙な話だが、ビジネスにはなった方がいいが、ならなくてもいい。 すでに心はアルルカンで、原稿はその魂で書いているし、 配っているクッキーもそのつもりで焼いているので、 もうそれで生きている。自分の中でぴたっとくる。 日本中のクラウンの皆さんとまた再会しだしたことが それを感じさせる。 さて、今日のライブ。 トークが一時間あった後で、ライブが一時間半でしたから、 皆さんの帰りは少し遅くなったかもしれないが、 楽しんでいただけたような気がします。 それから、ボクらもやっていてとても充足感がありました。 感度よく笑ったり拍手をくれたりしてくれた皆さんのお陰です。 このまま、歳を取っていきます。 また、歌を聴きにきて下さい。 どうもありがとうございました。 |
6月25日(木) 観葉植物が多いせいか、 我がアトリエはこの時期、小バエが多い。 ショウジョウバエですね。 まさに今血を吸わんとしている蚊、 足元を横切るゴキ、 釣っておいしそうな魚、 以外は手にかける気がしないので放っているのだが、 なんだか群れてきたような・・・さすがにうっとうしい。 原稿を書こうとすると、 目の前で意味不明の図形を描きつつ飛び回るのだ。 それで、薬局の前を通りがかったら、 小バエキラーなるものを売っていて、 置いておくだけでじゃんじゃん入ります、 と書かれていたから即購入したのだが、 まったくじゃんじゃん入らない。 なぜ入らないのだろうとMITSU君と注視していたら、 一匹入って、 本来ならそこで捕まるはずの粘着液の上を楽しそうに歩いて、 また出て行った。 あれ? なに、これ? 小バエ君たちに、遊園地をひとつ提供しただけかもしれない。 |
6月24日(水) 渋谷のライブハウス「青い部屋」より連絡があり、 これから毎月の登場っていうのはどうだ! と嬉しいお誘い。 もちろん、「やります行きます歌います」と三つ返事をした。 とはいえ、毎月の出演となれば 観に来て下さる方の数があまり望めないかもしれない。 そこで、「青い部屋」独自のアトラクションを組んでみることにする。 それは・・・今は内緒。 これは望んでいたこと。 毎月決まって俺達が観られる場所があればいいのに、 とMITSUとも話をしていたのだった。 そういうわけで皆さん。 仕事帰りに一杯飲みつつアルルカンでも観てみるか という場所が確実に増えつつありますよ。 ちなみに、来月7月は29日の出演。 8月は27日の出演です。 「青い部屋」のサイトはこちらです。 |
6月23日(火) PHP連載の読切り小説「川辺の町の物語」、 いかがでしょうか。 第一回目はアルルカン洋菓子店をお聴きの皆さんには馴染み深い 猫のミーコの物語でした。 現在、第四回目を書いています。 その物語が皆さんに読まれる頃合を想像して、 そういう季節感を肌に乗せながら書くんだけれど、 うん、何だか雲の割れ目からの日射しが強くて、 少し歩くと真夏以外のなにものでもない感じがしてくるので、 ひゃーっ、今日はビールでも飲んで、 まずは目の前の夏を大事にしようかなと思うのであった。 阿佐ヶ谷のイベントが近付いてきたね。 トーク一時間、ライブ一時間、 気持ちよく頑張ります。 |
6月22日(月) ミュージック・バード、 ピアニストの鈴木和朗さんの番組に呼んでもらい、 『星屑通りで店開き』から四曲かけていただいた。 鈴木さんはこの後、豪華客船「飛鳥」に乗り、 「船上のピアニスト」としてカリブ海豪華クルーズに 出かけるのである。 一日に御飯が五回出るんだ、っておっしゃっていた。 パンフレットを見て、その値段に少々巻舌となった。 世界一周ですがね。 一番安い部屋でお一人様三百九十万円。 高いところだと千数百万だった。 これが満員。しかもリピーターが多いという。 ああ、ボクはたぶんこの船には乗れないなあ。 ピース・ボートなら、時々声をかけてもらえるんだけれど。 |
6月21日(日) ドイツ、チェコ、イタリア。 ここにスイスを加えると、ゲーテが人生を賭けて家出をした 「イタリア紀行」(岩波文庫)執筆時の青春旅立ち曲線となる。 なぜ、ドイツ、チェコ、イタリアなのかというと、 眠れずに悶々としている中、 もう一度行ってみたい場所を枕元のノートに書き出していったら どうもそのあたりに集中したから。 まだまだ経験不足ということもあるだろう。 旧ユーゴ諸国も、ブルガリアも、ポーランドも 行ったことがない。ハンガリーも。 ワルシャワでポーランド美人を見なれると、 チェコに入ってからひどくがっかりすると何かの本に書かれていた。 そういう描写の善悪はともかく、 俗っぽい、男にありがちなその軽はずみな分別ですら 懐かしく手招きをしているように思える。 きっと、旅が呼んでいるのだな。 でもボクはアメリカにぶっ飛んでいってしまった時と違って、 日本語で表現する道化師(作家)になったことを今は確信している。 欲しいのはきっと拡がりよりも、深さだ。 |
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またひとつ、つつじが丘の名店を皆さんに御紹介! |
6月19日(金) ダメじゃん小出さんのライブに伺う。 小出さんは、20年前、 ボクらがお笑いライブをやっている時に、 三雲いおりさんのソープ・オペラなどとともに 出演して下さったコメディー・パフォーマーだ。 今ではホールを二日間にわたっていっぱいにするほどの人気者で、 若いカップルから高齢の方まで、ファン層も様々だ。 最初から最後まで小気味いい笑いの連続で、 現在の日本に起きていること、世界に起きていることを 題材にとらえて抜群の料理にして出す。 お客はどーっと沸く。 フリーでやってらっしゃる小出さんとあって、 大手のお笑いプロダクションの芸人にありがちな いやらしい業界しばりの話や、 ぎらぎらした俗っぽい欲望というものが少しも見えず なるほど、これだけのファンがつくのは当然か、と思った。 そして何よりも、 感じられたのは努力の形跡である。 そんなものを感じさせてはいけない、という意見もあるだろうが、 この人の場合は 天性のものプラス不断の努力が大いにあってのステージだと受け取れた。 こういうことがやはり励みになる。 舞台で生きている人を見に行く。 というのは、どんなビタミン剤を飲むより、 五臓六腑の栄養につながるような気がする。 嬉しくて、帰りにビールを飲んだ。 |
6月18日(木) 人間ドックでした。 検査の合間に小田実さんと開高健さんの寄せ書きみたいな本を読んでいて、 お二人はもう故人なのだけれど、 そのいきいきとした世界放浪の文字文言に触れていると、 生命がまだ確実にそこに残っていて、 放射するようにボクに届くのがわかる。 人は形を失っても、こうして連綿と生きていくのですね。 |
6月17日(水) またひとつ歳をとってしまった。 できればとりたくはないのだが、 ひとつ持っていけ、と神様が差し出しされるものだから、 精一杯の寛い心でいただいた。 ひとつ歳をとること。 これは毎年、誰一人避けることができない絶対自然なのだから、 それこそ否定的に考えるよりは 新しい一年がくるのだと、両手を広げて迎えたい。 明日。来月。来年。 そうした言葉にわくわく感を覚えたのはいつ頃までであったろう。 もう高校生の頃には、それがなかったような。 でも、敢えてその感覚を(無理矢理にでも) 再度養ってみるのもいいと思う。 もちろん、それ以前に、 今日にわくわくしていたい、という基本中の基本があるわけだが。 誕生日ですね。 と、お便りやメールを下さった皆さん。 どうもありがとうございます。 ライブや書籍でこの感謝の気持ちを届けます。 |
6月16日(火) 『明川哲也の俺が聞いちゃる』で、 世界でもっとも短い(おそらく)小説の連載を始めました。 小見出しは毛筆で書いています。 なぜ小見出しだけに力が入っているのか、 自分でもそのアンバランスさがよくわかりません。 転職関係のお悩みをお持ちの方だけではなく、 連載マニアの方はその底辺にひとつお加えください。 |
6月15日(月) あらゆる言葉に、詩や歌の芽生えがあると思って話す人と、 しょせん言葉などと否定的に構える人とでは、 何かが大きく、決定的に違ってくるような気がする。 経済や仕事の能率のことではなくて、 人生の彩りのことでね。 それはもちろん、言葉に関してのみの話ではなくて、 風の音や鳥の声にメロディーを重ねる人もいるだろうし、 情景すべてがファインダーで覗いているように感じられる写真家もいるだろう。 ジャンルはそれぞれで、 でも、大事なのは繊細にしてかつ大胆剛毅に受け入れることであって、 きっと否定ではないよね。 老けないこと。疲れないこと。 その分岐点は、意外とこんなところにあるのかもしれない。 |
6月14日(日) 東京国際フール祭の四演目。 楽日の今日は若手が中心。 沢入国際サーカス学校の若手陣、 カンボジアから来た道化ユニット、 ベルギーから来たパフォーマーユニット、 そして今や大人気の日本のパフォーマンスチーム 「to R Manshion」の豪華な組み合わせ。 甲乙つけがたい内容ではあったが、 国際サーカス学校の若者たちの演技に 「確かな青春」を感じ、 何だかちょっと胸に迫るものがあった。 十代の頃は、 勉強はあまりしなかったけれど、 そこそこ運動部に熱を入れ、 そこそこ悪いことにも執着し、 しかし、「徹したのか?」と問われると、 何だかどれもこれもが中途半端だったような気がする。 彼らはそういうわけにはいきません。 なんたって、落ちたら首の骨を折るような高いところで ロープに片足をからめてぐるぐる回るわけです。 それはもう命賭け。 できることをすべてこなして、 そこに立っている若者たち。 最近、若い人たちを見て凄いなあと思うことが多い。 きっとそれでいいのだと思うし、 その感じ方も含めて、自分の足場を探っていくべきだとも思う。 かつての新宿の兄さんたち、 団塊の世代を見て、 追いつけ追い越せなんて、余計なことを考えた時代もあったが、 実はそんなのとっても虚しい、意味のないことで、 逆に今目に入るのは、若者の伸びしろ、その可能性だ。 これが四演目の感想。 今週はぶっ続けに見ることができて、 本当に幸福だった。 いただいた栄養分を、 アルルカン洋菓子店と、これからの創作に生かしていきたいと思います。 世界のパフォーマーの皆さん、 ありがとうございました。 |
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| 6月11日(木) 東京国際フール祭、今夜は演目の二つ目、 日韓パントマイム対決「山本光洋VS Ko Jae-kyung」。 光洋さん・・・とにかく至宝である。 昨年、中野のPlanBで見せていただいた時もかなりの興奮をしたが、 今回がまた白眉。 ペンキに張り付いたサラリーマンから、 傘をおっぱいに見立てて甘えるサラリーマン、 また歩くのが遅いために横断歩道を渡り切ることができない老人など、 シチュエーションの妙もありながら そこにしっかりと生々しい人間の息吹が(デフォルメされて)あり、 表現者としてこういうパフォーマーを見ると、 嫉妬など軽く越えて、憧憬、尊敬の塊になるのであった。 Koさんは最初の舞台で、器用ながらも少々展開がばらつき、 また下ネタに走り過ぎるきらいがあり、 この先大丈夫か? と、いささか不安な気持ちにもさせられたが (相手が凄過ぎた、という話もあり) 二人そろってのガチンコ対決になってから、 (あるホームレスたちのダンボール芸) 俄然勢いが出てきた。 場内はとにかく爆笑のるつぼと化し、 こんなに面白いものはテレビじゃ絶対に見られません。 やっぱり生のステージが一番の贅沢なのです。 と再度確認した次第。 それにしても国宝級です。 山本光洋さん。 |
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6月9日(火) 中洲通信という雑誌があります。 博多の中洲と深い関係があるのですが、 全国誌で、まさにそうでなけれいけないでしょう、 というところを狙い撃ちするカウンター・カルチャー誌です。 (書いていて、カウンター・カルチャーという言葉に違和感が。 もうそんなものはないのかもしれない。だとすれば、正統派の カルチャー誌と言った方がいいような) その中洲通信の次号か次々号の巻頭を飾ることになり、 今日はミツ君がいない中、一人で道化師の格好をして アトリエの外で撮影となりました。 (ミツ君との「青い部屋」でのライブもずいぶんと写真を 撮って帰られましたよ。ライブ写真もふんだんかな?) ところで、 このアトリエがあるビルの一階で商売をなさっている皆さんは ボクが何者であるかを知らないので、 かなりぎょっとした様子。 前から変な人だと思っていたけれど・・・。 いずれにしろ、「アルルカン洋菓子店」が表紙の中洲通信が この夏には登場します。 お楽しみに! しかし撮影中、ずいぶん蚊に刺された。 |
6月8日(月) 世界中から道化師やパフォーマーが集まる 「東京国際フール祭」が、 両国のシアター・カイで始まった。 ボクは今週分の全演目を買っているので、 さっそく客席で至福の時間を過ごさせてもらった。 ポエジーがある人がやはりいい。 中でも、女性のパントマイマー「ちかぱん」が 自分が今やろうとしていることの雰囲気とも合い、 そのラインの押し進め方に 本気でうっとりしてしまった。 いいなあ。この人、友だちになりたい。 友だち、という意味では、 先日渋谷の「昼下がりの冗事」で偶然再会を果たした 日本で五本の指に入るクラウン三雲いおりさんや だめじゃん小出さんにパーティーで遭うことができ、 本当に嬉しかった。 十数年前、ボクらがお笑いの舞台を手作りしていた時、 彼等とはいつも対決の構図になって、 お客さんの拍手が少なかった方にペナリティーが課せられた。 それは、ボクらが脱いだ靴下をジューサーにかけ、 (本当に)その布の切れ切れになった生ジュースを一気飲みする というものだったのだが、 同い年の三雲さんがそれを思い出して 大人の顔で真面目に語るのが何ともシュールで良かった。 マジシャンのサイモン・パクストンを始め、 かつての仲間たちがまた集まり始めた。 そう遠くない将来に、 何か素敵な舞台をみなさんにお届けできそうである。 |
6月7日(日) 書き直しも含め、ジャータカ現代風ほぼ完成か。 タイトルは「道化師又三郎のジャータカ日記」 ただ、これはある出版社の編集者のもとに預ける原稿。 どういう形にしろ、世に出るかどうかすらわかりません。 確実に世に出るのは、 PHPの読切り連載「川辺の町の物語」。 今月10日に発売になります。 |
6月6日(土) 仏教はお経のみではなく (そんなややっこしい約束事を引き継がなくとも) そのお経に書かれていることの内容を説話として紹介する 寓話的、童話的な教えの宝庫だ。 まとまって残っているものをジャータカといい この一部はギリシャ文明との交流を経て イソップの寓話にもなっている。 つまり、インド=ヨーロッパ語族の根幹として ジャータカ・ストーリーズは大陸を走り回ったのであり、 日本語の原点であるドラヴィタ系タミル語の流木にのって (興味ある人は「日本語以前」岩波新書、をどうぞ) もちろん我が国にもこの仏教的物語は入り込み、根を張った。 およそ、あらゆる物語の基盤がジャータカにある。 ボクは、ある出版社の方からの誘いもあり、 このジャータカを現代に戻すことをこの数カ月試みていた。 途中で締め切りのある翻訳「トンネル3」が入り、 こちらはちょっとお休みの状態だったのだが、 今日ようやくその第一編が形を見た。 これから直しを入れていくが、 ジャータカがこういう形で蘇るとは、 この企てに乗った時には思ってもいなかったこと。 それにしても、言語というのは興味深い。 スリランカの内戦のごちゃごちゃ。 タミル解放の虎は、内外を巻き込んでひどいことになってしまいましたね。 (スリランカ政府軍が目に余る、という話も聞くが) あそこが日本語の故郷だって、 なかなかこれは信じがたい話ですよね。 |
6月5日(金) 今日の東京は雨降りですね。 でも、昨日のライブを観て下さった方からの感想メールなどをいただき、 それを読んでいるうちに、 慈雨という言葉を思い出しました。 人にとってはあまり快活になれない天気でも 木々にとっては優しさに満ちた気候なのでしょう。 雨のひと粒ずつが、ボクにはとても巨大に見え、 その中にくるんでもらっているようです。 つまり今日は、森の中の一本の木になったような気分でした。 そうそう。 今度、半片ブラザースがとっておきのライブをやります。 来週6月13日(土曜日) 場所は、ちょうど去年の今頃半片とボクらがライブをやった 元住吉のPOWERS2。渋谷から20分かかりません。 今回はなかなか気合い入っていると思いますよ、はんちゃん、ぺんちゃん。 なぜなら、一緒にライブをやるのが、 憂歌団の木村充揮さんだからです。 渋いブルース(それでいて突き抜けている)が聴ける夜になるでしょう。 POWERS2 (http://blog.hulahalau.net/powers/) |
6月4日(木) 急遽決まったライブ。しかも割と深い夜。 にも拘わらず、今夜の「青い部屋」でのライブにいらして下さった皆さん、 本当にありがとうございました。 四組出演の最後とあって、終わったのは夜10時45分でしたね。 埼玉の奥地からいらっしゃった方とか、無事に帰られましたでしょうか。 いつもはたいていワンマンで、二時間前後のライブですから、 三、四十分のものは短く感じられるかと思います。 でも、疲労度は実はあまり変わらなかったりして・・・ それなりの集中力で詰め込んだつもりです。 また、最初に出演したZEROさん、続いてのTHE ROCOSさん、 それから僕らを誘ってくれた鳥井賀句さんたちと 今後も何らかの交流が生まれそうな予感があったのが嬉しかった。 短かったけれど、良い時間を過ごせました。 そして「君たち目当てのお客さんが十人いなかったらノーギャラね」と 鳥井さんに言われていたのに、きちんとギャラが出て、 これも、その倍は集まっていただいた皆さんのお陰です。 それにしても、「青い部屋」は波長が合うお店でした。 あの独特の薔薇な感じが、 「アルルカン洋菓子店」がやろうとしていることにぴったり寄り添います。 やっぱり、僕ら、シャンソン? |
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テーマは、「なぜ私は変節して甘いものに走り、 |
6月2日(火) トマト寒天を作った。 今月売りの「健康」(主婦の友社)という雑誌を観ていたら、 諏訪中央病院の鎌田先生が「私もこれで血糖値を下げました」と 自らの調理法を示していらした。 実はボクもこの「健康」である料理を紹介していて、 それで見本誌をいただいたのだが、 自分の頁はさておき、鎌田先生の寒天ばかりに目がいった。 飲んでは転がっているし、大食いだし、甘いものにも手を出すので、 ボクも血糖値は高い。 ほとんど糖尿病かもしれない。もう、なっているかも。 なのでさっそくトライしたのだが、 これは久々のヒットであった。 ダイエット食、しかも寒天ベースのものなんて旨いはずがないと思ったのだが、 トマトの旨味がぎっしり詰まるだけあって、 酒が飲めそうなぐらいの味わいと歯触りである。 しかもこれで血糖値が下がる! 作り方は簡単だよ。 トマトジュース450グラムと水50グラムを煮立て、 ちぎった棒寒天を入れて溶かし、 一分沸騰させて、粗熱を取った後で容器に入れて冷やすだけ。 鎌田先生は粉寒天を使用していたが、棒の方が絶対旨いって。 おしっこ甘い人には、お薦めです。 |
6月1日(月) PHP7月号(今月売り)から始まる、 短編読切り連載「川辺の町の物語」。 第一話は「黒猫のミーコ」だ。 すでにアルバム『星屑通りで店開き』をお持ちの方は 展開が読めてしまうストーリーかもしれないが、 なんたって、こっちは小説です。 また違う味わいがあるもの。 こころ美保子さんの挿し絵もほのぼのとした手触りで このコンビでこれから一話ずつ作っていくことを考えれば きっと画風に触発された川辺の物語が生まれる日もあると思う。 見本誌を送っていただいて、 編集部の頁に対する気配りも感じられた。 物語を書く度に毎回思うことでもあるが、 やはりできるだけ多くの人に読んでもらえ、 それがその人にとって、無駄ではない某かの時間になればいいと願う。 あるいはぽっかりと空いたものへの埋め合わせでも。 そういうわけなので、 皆さんも本屋さんや生協で手にとって読んでみて下さい。 PHP、今どき二百円の雑誌です。 そう。それと・・・ミツ君が 『アルルカン洋菓子店』公式サイトの方にもスケジュールなどを書き入れてくれています。 参照のことね。 |
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