ドーランが目にしみる 2010年3月



 3月27日ライブやります。
 (DRESS AKIBA HALL


 3月31日(水曜日)

 オープン・カフェでの詩の朗読。
 よかったかも。

 こういうのもありなんだなあ、きっと。

 うんうん。
 おかげさまで芽が出てきたぞ。

 気になっている古今東西の詩人と、
 ボクの詩をぶつけあって、
 またなにか新しい時間(未体験時間)ができるかもしれない。

 カナダから帰ってきたら、さっそく考えます。
 広がるね。今年の春は。




 3月30日(火曜日)

 明日は紀尾井町のカフェ、オ・バッカナールで
 詩の朗読をする。
 日仏交流協会の方から
 フランスではこの時期によく行われる詩的イベント、その日本版にどうぞ、
 と誘っていただいたのだ。

 第一回ということで、関係者のみ。
 オープンな席にはならない。

 でも、仏文の先生とか、アーティストとか・・・
 そういう参加者ばかりだと聞いて、ちょっと怖じ気づく。
 きっといい叩き台にされてしまうのだろうな。

 でも、それも愛嬌。
 今年は色々なところに出て行って、
 親睦を深めようと思っています。

 朗読用に自らの作品から20分ほど。
 あとはアルチュール・ランボーの『酔いどれ船』我流訳を用意した。





 3月29日(月曜日)

 NHKのカナダ・ニューファンドランドの撮影クルーと結団式。
 三色おぼろ豆腐をいただき、
 そのあまりのアクリル的発光に
 これは! と携帯カメラに収めたが、
 どういうわけか写っていなかった。

 やっぱりふぬけ。




 3月28日(日曜日)

 ふぬけ。
 なんもできません。
 風邪ひいちゃったみたいだし。




 3月27日(土曜日) 秋葉原ライブ当日!

 お忙しいなか、集まっていただいた皆さん、
 本当にありがとうございました。
 椅子を出すと六十名ほどでぎゅうぎゅうになる可愛いスペースですが、
 それでも寸分の隙なく、
 笑いやじんわりや突出がありましたね。

 半片ブラザース、素晴らしかったです。
 ボクらはメイクの関係上、リハしか見られなかったのですが、
 リハとはいえ絶対に手を抜かないのが彼らの気性。
 これは薄ら雲を打ち上げロケットのように越えてしまったなと思ったら、
 案の定、本番もお客さんの反応が花丸六十連発でした。
 (彼らの最後の曲でボクらは舞台袖に控えるので、そのへんはわかります)

 はっきりいって、もう追いつきません。
 だんだん半片も自信ついてきて、
 今年の夏は故郷の紋別でも大きなステージに立つ予定。
 きっとそのうち、ヒットチャートを賑わせることになると思います。
 
 フランス語のボサっぽい曲も良かった。

 さて、ラテン語縛りの今回のライブ。
 ボクらはイタリア歌謡から一曲と、
 フランス語では「枯れ葉」を披露しましたが、
 これが思いのほか好評だったようで、

 基本的には日本で歌う以上日本語でやりますが、
 お遊びとしてこういう趣向もどんどん取り入れて参ります。
 特にイタリアの恋ネズミ、カラッジョ君には今後も期待大です。

 皆さん、ありがとう。
 次は4月28日、幡ヶ谷HEAVY SICKでお会いしましょう。


 
 


 3月26日(金曜日) 秋葉原のライブはいよいよ明日です。

 さあ、明日はライブですよ。
 DRESS AKIBA HALLです。(上の写真横からアクセスできます)

 クッキーもとびきりなのをMITSUと焼きました。
 これ、今世に出したら間違いなく売れそう。
 (酢豚味ではありません)
 半片ブラザースとの縛り対決もあります。
 お楽しみに。
 

 夕方5時半の開場。6時スタート、半片の登場です。
 場所はJR秋葉原駅・昭和通り口改札前、マクドナルドの横です。




 3月25日(木曜日) 秋葉原のライブまで、あと2日!

 釣れ過ぎたタコをいちいち手で揉んでいられなくて、
 コインランドリーで柔らかくするという釣り師は多い。
 タコ十匹とか、コインランドリーで洗うわけです。
 なにも知らないで洗濯機のふたを開けた人はびっくりするよね。

 それと、ボクの友だちは、低予算SF映画を撮っていて、
 とりあえず宇宙人はコインランドリーの乾燥機の中から出てくるという設定だった。

 乾燥機で寝ただけで逮捕なら、
 タコ釣り師も宇宙人もみんな逮捕だ。

 

 
 3月24日(水曜日) 秋葉原のライブまで、あと3日!

 まずはこの記事・・・。
 
 「 家出少年、コインランドリー乾燥機を宿代わり」

 洗濯をしないのに、コインランドリーの乾燥機の中で寝ていたとして、広島県警福山西署は23日、福山市内の無職少年(17)を、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕した。
 発表によると、少年は23日午後1時40分頃、同市山手町のコインランドリー店内に侵入した疑い。

 近くの住民が「不審者が店内で寝ている」と110番。同署員が駆けつけたところ、少年は「調整中」と張り紙のある乾燥機のドラム(直径52センチ)内で寝ていたという。
  所持金は数十円で、捜索願は出ておらず、少年は、「1か月前から家出をしていた。寝る場所がなかったので、約1週間前から店に出入りしていた」などと話しているという。

(2010年3月24日10時28分 読売新聞)

 久々に頭にきたし、物悲しい気分になった。
 一ヶ月も家に帰らなかった少年。
 きっとそれなりの理由があったのだろう。
 「捜索願」を出していない家庭なのだから。
 少年にありがちな「気分家出」ではそこまで貫けない。
 
 そしてとうとう金もなくなり、どうしようもなくなって乾燥機の中に入ったに違いない。
 詳細はわからないけれど、窃盗や強盗に走ることもなく、ひたすら耐えていたのではないか。
 どんな思いで、町をぶらついていたのだろう。
 お腹も相当に減っていただろうし、今生きていることすら恨んだだろう。

 なのに通報? 逮捕?

 手錠をはめる前に話を聞いてやれなかったのか?
 温かいものでも食べさせて、「よく頑張ったね」と言ってあげるのが
 大人ってもんじゃないのか。

 この子にはもう家庭がないのだから、
 そういう大人が一人いるかいないかで、
 今後の人生が大きく変わってしまうような気がする。

 なんでも杓子定規にやればいいってもんじゃないよ。





 3月23日(火曜日) 秋葉原のライブまで、あと4日!

 今日は新宿中央公園で工事のお兄さんたちを前にして歌った。
 お兄さんたちはたぶん迷惑だったと思う。

 ところで・・・

 不幸や混乱を受け入れられるかどうかというのも一つの才能で、澄んだ空を見るために片足を地獄に突っ込むぐらいの覚悟がなければ、人の胸を打つような歌は歌えないのかもしれない。

 パティ・スミスは修羅の道を歩む詩人であり、ロック・シンガーだ。二十歳の時に大学の教授とできて子供を身ごもるが、この教授が認知してくれず、シングルマザーとして乳母車工場で働く。しかしその生活に本人はぶち切れ、子供を里親に出してニューヨークへ単身旅立つ。

  混沌としたこの街で、パティは詩の朗読を始める。ロバート・メイプルソープがその才能に惚れて、以降彼女の写真を撮りまくるようになるとか、アンディ・ウオーホールが認めたとか、ミュージシャンたちが集まりだして「パティ・スミス・グループ」を結成するとか、色々と逸話には事欠かないのだが、おそらく基本形として彼女は時代にも街にも、そして女という性にも収まりきらないのであり、常に刃物の上を歩いているような痛みや緊張を詩として食い、あるいは食われ、それを歌唱にまで高めていく。

 どのアルバムを聴いても、どの曲にぶたれても、満天の星空のような痛みとそれを吹き飛ばす魂のジャンプジャンプジャンプに、こちらの飛翔力までかーっと底上げされたような気になるのだが、作家のすべてはその処女作にあるというのなら、やはりデビューアルバム「HORSES」(1975)の一曲目「Gloria」に尽きる。

  ヴァン・モリソンのカヴァーだが、どうだ、この声は。このぶち破り方は。これがBEINGだ。存在するということだ。存在は、なにかの図式の中にはまってそこにあるのではない。まわりを壊してこその輝きである。この勇気が、この覚悟が、この美しさが、後にニューヨークパンクの女王と呼ばれる破天荒シンガーの産声である。

 イラク戦争でアメリカが空爆を行っている時、今はなき新宿のローリング・ストーンでボクはパティ・スミスをリクエストした。彼女の声が流れ出すや、店にいた米兵からブーイングが起こった。
 パティが空爆に反対しているから。

 やっぱりパティだ。その気骨で今も詩とパンクを貫いている。そしていつも片足を不幸に浸している。
 幸せに遠いなと感じたり、なにかすげえハンデイを背負っていたり、この社会とうまくやっていけないと思ったら、それは詩や歌に生きる者の資格を得たと思った方がいい。それでもびびっちまった時は「HORSES」を聴いて慰めてもらおう。



 

 3月22日(月曜日) 秋葉原のライブまで、あと5日!

  MITSU君。
 俺が電車を三回も乗り換えて部屋まで行ったのに、
 ベッドからもぞもぞ這い出してきて、
 ひどく眠たげなギターを弾きだした。

 ライブのランスルーをとりあえず一通りやって、
 「じゃ、飯でも食うか」と言ったら
 「いや、寝る」

 そしてまたベッドに戻っていった。
 きっと夢のヒトコマになっちゃったんだろうな。




 3月21日(日曜日) 秋葉原のライブまで、あと6日!

 事務所に着いたら、
 窓辺に並べておいたハチがすべてひっくり返り、遠くまでぶっ飛ばされていた。

 しばし唖然。
 どうするかな・・・とりあえず、掃除して、土を集めて。
 汚れてもいい恰好をし、いただいたどら焼き製作用エプロンをし、
 そこで閃いた。

 そうだ。こうして季節は変わっていくのだ。

 事務所開きをした時に、高校の運動部の先輩からもらった虎の尾。
 これがもの凄く勢いがよく、狭いハチでぎゅうぎゅうに膨らんでいたのだった。
 見た感じ、株も増えて十株ほどになっている。
 さすが、証券会社の社長さんをやっているだけある。
 下さったものもどんどん増えていく。

 そこで、料理バサミで虎の尾を八っつに分け、
 ひっくり返ってしまったすべてのハチ(これまで純粋に雑草を育てていた)に移植!

 鎌倉では千数百年たったイチョウの再生に智慧を絞っているようだが、
 我が事務所は虎の尾一気八倍増計画なのである。

 しかし、移植の途中でまた強い風が吹き始めた。
 全員、駐車場のブロック塀ぎりぎりに避難させる。

 完了。
 昨日までの四年間、小さなハチでひしめき合っていた虎の尾君たちが
 一国一城の主という感じで新しい場所に収まっている。
 これから君たち、根を張っていくのかな。

 混乱があり、再生があり、
 季節が変わった。




 3月20日(土曜日) 秋葉原のライブまで、あと7日!

 ライブまで本当にあと一週間ですね。
 ハイチ義援金ライブの時に30分ほどのステージをやりましたが、
 一時間越えのライブとなると、今年はこれが初めてです。

 お待たせしました、という感じです。
 ごく少数の方が待っているだけかもしれませんが、声の調子良くなってきたよ!

 いくぞいくぞ!
 アルチュール・ランボーの詩題を借りるなら、『la sensation!』




 3月19日(金曜日) 秋葉原のライブまで、あと8日!

 でも、たとえばですよ・・・
 叫ぶ詩人の会の時のもっともお客さんが少なかったケースとしては
 6人、という記録があって。

 しかも、大分朝日放送開局記念ライブ番組とかで、
 テレビカメラが4台も入っている時に・・・6人。

 テレビ局の人と相談して、
 客席は映さないというやり方でライブ録画をやることになったのだけれど、
 なんか俺が勝手に盛り上がってしまって、
 お客さんの名前を全員訊いてしまった。

 それで「それでは次の曲は目の前の林さんに捧げます」とかやって。
 目の前のって、目の前にしか人はいないのです。
 脂汗が出るほど恥ずかしかったけれど、
 今では貴重な記憶になっている。

 紛れもなく、あれも生きた瞬間。

 そういうことがまた、来週の秋葉原でも起きるのだろうか。

 
 


  3月18日(木曜日) 秋葉原のライブまで、あと9日!

 DRESS AKIBA HALL から緊急連絡。
 「予約、全然入っていませんよ」

 えええええっ!
 昨年末「青い部屋」であんなに盛り上がったのに。
 あれは一時の夢だったのだろうか。

 今回はアルルカン洋菓子店、
 例の動物コントミュージカルで初めてオーストラリアから抜け出します。
 次なる大陸はユーラシア。
 新たな鉱脈となるかもしれない歌の世界にも入っていきます。

 必見!
 来週の土曜日です。
 お時間がある方、どうぞいらしてください。




 3月17日(水曜日) 秋葉原のライブまで、あと10日!

 ある出版社の方とチャーハンを食べながらの打ち合わせの後、
 イシバシ楽器で念願のリュック形式のギターケースを買う。
 これまでのハードケースだと片手で提げなければならず、
 道化の荷物やクッキーといっしょに持ち運ぶのがたいへん面倒であった。

 両手が使えるようになって機動力倍増。
 ギターを背負ったまま富士そばも食べられます。



 


 3月16日(火曜日) 秋葉原のライブまで、あと11日!

 楽器が得意ではないので、
 (歌に専念したいという思いもあり)
 自分の楽しみ程度にしかギターは弾かない。
 あと、曲を作る時とか。

 すなわちボクにはギタリストが必要で、
 今のアルルカン洋菓子店ならMITSU 君がパートナーだし、
 かつてはバンド編成でステージに上がっていた。

 餅は餅屋で、やはりギタリストのギターというのは格別なものだ。
 その音の海で泳ぎながら、ボクは自分なりの泳ぎ方をすればいい。

 ただ、いつも二人で出演できるかというとそうでもなく、
 今月末の詩のイベントや、
 来月の海外ロケなどは自分でギターを弾いて歌わなければならない。

 そういう時にMITSU君がいないとできないのです、というのはあまりに情けない話。
 いい加減一人立ちしないと、とは思ってきたのだ。

 思ってきたのだから、ずっと練習をしてきた。

 今日、あるお店を盛り上げなければいけない事情があり、
 ええーい、ままよ!
 と始めた丸っきり一人ぼっちの弾き語り。

 あれ? 
 なんか・・・できるじゃん。
 しかも、けっこう力づくのフォーク歌手という感じで、
 これはこれで良いのではないか。
 なんだか皆さんも聴き入ってくれているし。
 
 うちの店でもお願いします。なんてありがたいことを言ってくれる人もいた。

 一人でやっているよ。
 初めてだ。
 

 BIG DAY だね。今日は。

 
 
 


 3月15日(月曜日) 秋葉原のライブまで、あと12日!

 6月5日(土曜日)、GYPSY QUEENの出るLOVE ASIAに出演することになりました。
 ノルマ20枚ですって。
 20人集まってくんないと、
 俺たち自腹になります。

 自腹はいいんですが・・・。

 20人も集まらないのね、という精神的ショックが大きいと思いますので、
 大陸的ゆったりノリのバンドが多く出るこのライブ、
 どうぞ皆さん楽しまれて下さい。

 場所はたぶん、大塚のDEEPAです。
 詳細わかり次第、発表します。




 3月14日(日曜日) 秋葉原のライブまで、あと13日!

 清瀬市にある国立ハンセン病資料館に行ってきた。
 日曜日だというのに、来館者はあまりいなかったな。

 でも、その分、ひとつひとつの資料や、
 元患者さんたちの証言、手記というものにじっくり対峙できた。

 ハンセン病は重度の後遺症が出ると、
 指がなくなったり、顔の一部が欠落したりと、
 それはまあ、ぱっと見はショックな印象を受ける風貌になる人もいる。
 だからこそ古来から恐ろしい病気だと思われてきたし、
 仏教の宗派によっては、
 因果応報として前世の業を因とする人たちもいた。

 つまり、徹底的に差別されてきたのです。
 平成8年に「らい予防法」が廃止されるまで、
 患者も治癒者も基本的には強制隔離されてきた。
 これが日本の政治、医療行政で、
 世界ではもう通院治療が当たり前になっていた時代に
 永々とこういうことをやっていたわけです。

 ただ、ボクの仕事の目的は
 差別の弾劾そのものよりも、
 人間というものの強靭さ。
 これを最終的には描きたいのだ。

 今日、資料館を出る時に、
 胸に湧き上がるものがあった。
 患者さんたちの証言、
 残された作品。
 力を与えていただいた。

 


 3月13日(土曜日) 秋葉原のライブまで、あと14日!

 中国は四川省、重慶でのライブに向かうGYPSY QUEEN、
 彼らのステージを含むLOVE AISAというイベントがあり、
 今日は大塚のDEEPAに行ってきました。
 
 ちょいと仕事がたまっているので、
 GYPSY QUEENしか見られず、
 トリの氏神一番(カブキロックス)には後ろ髪を引かれたのだけれど、
 まあ、GYPSY QUEENが目的だったのでそれで良かったのだ。

 いかにも大陸的なノリでロックを変身させている。
 四川省の民謡までビートを効かすので、
 一種独特の世界。
 でも、ベトナムのバスとか乗っていると、
 たしかにこういう感じのおおらかなノリがある音楽が展開されているものです。

 日本の風潮、という点では彼らは異端児かもしれないが、
 個性があるからこそ今回で百回目の海外公演なわけで、
 なんとなく流行りの音楽をなんとなく格好良くやっているという人たちより、
 うんと説得力があるし、また実りも多そうなのだった。

 ヴォーカルのしのんちゃんは、腹から歌う感じの曲になると魅力倍増。
 
 しかし、重慶と言えば、日本が空爆でむちゃくちゃにした都市だよ。
 反日感情も半端なく強いところ。
 そこに迎え入れられる日本のバンドというだけで、
 方針があるかないか、ということの凄みを感じる。

 やはり漠然とアルルカンやってちゃだめだな。





 3月12日(金曜日) 秋葉原のライブまで、あと15日!

 今日の朝日新聞(ネット)のリアム・ギャラガーのインタビュー記事。
 オアシスがばらばらになった後、
 急に彼はファッションブランドを立ち上げたらしいのだが、
 そのPRのために来日していて・・・

 記者の人にどうしてファッションを? と訊かれ、
 「音楽もファッションも同じ」と答えていたまでは良かったが、

 「どんなに美しい曲を作っても、ピエロの衣装じゃどうしようもないだろ」

 ということらしいです。
 別に腹は立たず、なんだか笑えました。





 3月11日(木曜日) 秋葉原のライブまで、あと16日!
 
 ミツ君の部屋で練習をする時は乗り換えが面倒だ。
 京王線、井の頭線、東横線、大井町線と、全部で四種類の電車に乗る。
 (京王線と井の頭線は同じ京王グループだが、昔は別会社だったので軌道が違う)

 この間、好きな駅は、1、つつじが丘 2、千歳烏山 3、中目黒 4、下北沢 5、渋谷 となり、
 それはなぜかというと、プラットホームからそそる赤提灯が見えるかどうか、ということなのです。

 日本が世界に誇れる文化は本当にアニメなのだろうか。
 ボクなどは完全に「それは赤提灯です」と言い切れるのだが。

 駅が東芝の工場の敷地内にあるため、
 社員証がないと改札を出られない海芝浦という駅がある。(JR鶴見線)
 ここはプラットホームの真下が海。
 ボラが飛んでいるのが見えて楽しいです。

 で、その横の新芝浦駅。
 今はわからんが、昔はね・・・
 なんと、プラットホームの中に赤提灯があったのだ。
 モツとかぐつぐつ煮えていて、
 仕事帰りの工員さんが熱燗やりながら電車を待っていた。

 あれ、京王線でもやってくんないかな。
 

 

 


 3月10日(水曜日) 秋葉原のライブまで、あと17日!

 なんだか猛烈に忙しくなってきた!
 わくわくしながら時間割作戦導入!

 一日(起きている時間)を12コマにわける。
 どんなに盛り上がっていても、
 ひとつのコマの中で行っていることは次のコマには持ち込まない。

 仕事が多くて混乱しがちな人。
 普段はおすすめしませんが、繁忙期を乗り切るひとつのアイデアです。

 次のコマには持ち込まない。
 一日を終わりから俯瞰で見る。
 たえず気分を一新する、というのが持続のこつです。

 と言っている暇に飯くって仕事!


 


 3月9日(火曜日) 秋葉原のライブまで、あと18日!

 アトリエのそばの100円ショップ。
 昔はSHOP99というお店でした。
 それが昨年からローソン100になり、
 (この店は結果的に近所のローソンをつぶした)
 まあ、事務用品から食べるものまでここで買うことが多いのだけれど、

 昨日一日なんか工事をやっているなあと思ったら、
 レジの奥が広がって、ミニストップみたいにコロッケや唐揚げを作るようになった。

 それはそれでいいのだ。
 しかし、きっと応援スタッフなんだろうな・・・。
 一挙に10人ぐらいがレジ横に詰めるようになり、
 卵とお米のパックを買いに行っただけなのに、
 「できたてのコロッケいかがですか!!!」と
 つかみかからんばかりの勢いでPRなのだ。

 これに比べると一時のマクドナルドの
 「ポテトもいっしょにいかがですか」みたいのが
 大変牧歌的な空気とともに思い出される。

 うーん、揚げたてのコロッケだからこっちだって食べてみたいのだが、
 あの鈴なり攻勢には逆に目すら合わせることすらできず、
 たぶん誰も買わないと思うのだが。
 どうだろう。
 いい香りだけさせておいて、
 PRなんかしない方が人は買い物がしやすいのではないだろうか。
 
 わからんけどね。マーケティングのことは。

 それよりも、このコンビニの入り口横にある証明写真ボックスの中をねぐらにしていた
 猫の愛ちゃん(名前は店員がつけました)が、
 びっくりしちゃってどっかにいっちゃったよ。

 この猫、完全な招き猫だった。
 コロッケのために招き猫を失った痛手は大きいぞ。


 
 

 

 3月8日(月曜日) 秋葉原のライブまで、あと19日!

 心身ともにすこぶる健康!
 道を歩いているだけで、目覚め始めた植物の香りを鼻先がとらえ、
 人間社会には色々とあっても、ある種のeuphoriaを感じられるのがこの季節。
 しかし、こういう時には思わぬことも起きるもので・・・。

 英会話の電子教材を持っているのだけれど、
 ヴォリュームスイッチを何度も押しているうちにグキッと陥没してしまった。
 一瞬にして音声は途切れ、
 モニターに英文のみが無音で表示される。

 耳の練習のために買ったのだから、これではまったく意味がない。
 デジタルにはうといけれども、何とか直してやろうと、
 カバーをはずし、IC回路の基盤を見たところでやっぱりこれは無理だと諦めた。

 直せるとしたら、ゼンマイや歯車があるものまでなんだよね。

 しかし、けっこうな値段がしたものなので何だか残念で、
 ドライバーの先で基盤の中をごちゃごちゃ叩いていたら、
 今度はフルヴォリュームで音が出始めた。

 なにか・・・このマシーンの琴線のような部分にドライバーの先が触れたらしいのだ。

 このままにしておこうと思った。
 カバーを付けたりしているとまた音が消えてしまう可能性がある。
 そういうわけで明日から、
 剥き出しのIC基盤を手にして英語の勉強をしている人がいたら、
 それは私です。




 3月7日(日曜日) 秋葉原のライブまで、あと20日!

 ウエブ同人誌e-literature「つまみ屋五郎兵衛 芯の巻」その四、更新しました。
 今日の昼飯が写っているよ。これにて芯の巻はお開き。
 さあ、次はなんの巻にしようかな?

 巻の巻、とかどうかな。



 3月6日(土曜日) 秋葉原のライブまで、あと21日!
 
 このところ、ライブだ、小説だと気合いが入り過ぎていたせいだろうか。
 朝、ギターの練習をしているうちになぜか突然強烈な睡魔に襲われ、
 そのままアトリエ奥のベッドで寝入ってしまう。

 3時間おきに目が覚めるのだが、
 どういうわけかまったく体が起きようとしまい。
 自分の心もなぜか萎えてしまって、
 「もういい。いいのだ」とバカボンのパパ状態で
 睡眠肯定の権化となる。

 爆睡なんてものではなかった。
 この3月6日という日、
 信じられないことに20時間ほど寝たのである。

 子供の頃、一度だけそのようなことがあり、
 おふくろが担いで病院へ連れていこうとしたらしい。
 「眠り病になったと思ったから」
 という声をいまだに覚えている。

 ああ、これは眠り病かもしれない・・・どこかでそう思いつつ、
 なぜか夢のなかに高校時代の運動部の先輩が出て来て、
 ソフトクリームを舐めていた。

 頭、どうかなったか?
 一切の創作活動ができず、眠って眠って今日が終わった。




 3月5日(金曜日) 秋葉原のライブまで、あと22日!

 パスポートが昨年の12月で切れていたので、申請しに行く。
 失効となったパスポートには10年前の自分の顔が写っている。
 それを今日の写真と比べて・・・。
 
 ああ・・・なんという。
 10年はこうも人の顔を変えてしまうのか。
 正直に思った。
 ちょっと苦労したかな。

 悪い顔にはなっていないと思うが、
 やはり刻まれますね、時は。

 帰り、京王線が人身事故で止まった。
 なんだかなあ、と重い気分になり、それでも今日は打ち合わせなどがあったので、
 新宿でぶらぶらしているわけにもいかず、
 小田急で迂回する作戦に出る。

 豪徳寺で降りた。
 四半世紀以上も前、学生時代に過ごした街だ。
 世田谷線で下高井戸まで向かおうと思い、
 しかしあまりに懐かしく、ここをてくてく歩いた。

 中華「おおむら」まだ健在。
 モスバーガーがなくなって、マクドナルドになっていた。
 本屋は消え、大手古本屋チェーンに。

 自分が二十歳前後の頃に泣いたり笑ったりした街。

 あの頃の自分が今の自分を見たら、
 あるいは今の自分があの頃の自分を見掛けたら、
 さて、なんと言うのだろう。





 3月4日(木曜日) 秋葉原のライブまで、あと23日!

 PHPの読み切り連載小説「川辺の町の物語」第十二話を編集部に送り、
 これで一年が過ぎました。
 来月の入稿から二年目に入ります。
 読んで下さっている皆さん、ありがとうございます。



 3月3日(水曜日) 秋葉原のライブまで、あと24日!

 ジャグラーであり、
 お笑い芸人であり、
 クラウンでもある「だめじゃん小出」。
 客席を抱腹絶倒の渦に巻き込む彼とジョイントライブをやることになりました。
 
 おそらく夏。

 叫ぶ詩人の会の前、ボクがお笑いをやっていた頃に一度共演したことがある。
 あれから・・・うん、ちょうど20年ぶり。
 下ネタ以外厳禁、という強烈なシバリの中、
 二時間も何をやっていたのでしょう、若き日の我々。

 半端ではない才能と努力の人なので、
 ジョイントとはいえ、大変なことになった。
 お笑いでは最初から太刀打ちできないので、
 アルルカン洋菓子店、ごく普通にライブをやる可能性もあります。

 こちら、詳細が決まり次第発表しますね。

 


 3月2日(火曜日) 秋葉原のライブまで、あと25日!

 来月、すこし長めの海外ロケが入った。
 氷山が浮かんでいる町まで行ってきます。

 実はついこの間も、
 パリで洋菓子の修行をしてくるという企画でプレゼン出します、と
 ある制作会社の方から連絡があったのだが、
 こちらは通らなかったようで、
 残念なような、ほっとしたような、微妙な気分だったのだ。

 そうしたらいきなり、考えてもいないところから
 別の企画の連絡をいただいた。

 ありがたい。
 言語にこだわって、最果ての地で何ができるか模索してみます。
 放映は5月のNHK-BSだそうです。
 『世界で一番』という番組。

 そのようなタイトルの曲を十数年前に歌っていた記憶があるのだが。




 3月1日(月曜日) 秋葉原のライブまで、あと26日!

 アテネ・フランセで河瀬直美監督の『火垂』(2009年編集版)を観る。
 新編集とはいえ、とても10年前の作品とは思えない生々しさがあり、
 なるほど情念に肉薄した作品は歳をとらないのだと、
 ボクも内臓で納得しつつ画面に見入った。

 外国人が選んだ日本映画というくくりで
 アテネ・フランセでは特集を組んでいるのだが、
 映画終了後は河瀬監督とフランス人の映画評論家の対談があり、
 これがまた面白かった。

 通訳として入った日本人映画監督が、会場にいる外国人のために
 英語とフランス語で仲介するのだが、
 この人の言語芸がトニー谷的に凄まじく、
 それを横で微笑ましい感じで見ている河瀬さんのゆったりさ加減というものが
 いい意味で実に奈良的で、
 ああ、ここに日本の女がいる、と思えるのだった。

 奈良という場所で深い呼吸をし、
 それによって人間存在の奥にもぐっと入り込み、
 結果的に世界を呼び寄せた河瀬さん。
 
 国際化というのは外国に行ってあれこれやることではない
 と言い切る彼女の強さは理路整然とした論理に支えられており、
 結局、普遍的な部分で人間のコアを描くことでしか
 国境は越えられないのではないか、という気もする。

 音楽や料理がいとも簡単に越えていくのはその部分で、
 言語は、うん、本当に難しいなあ。
 広くなることではなく、深くなることなのだ、とわかっていても、
 そうなればなるほど、言語は国境外の人に壁を作ってしまうから。
 
 映像やアートや純粋音楽の人をうらやましく思うことはあります。

 それと、アテネフランスでは今月後半、
 ゴダールの『映画史』を毎日一挙上映するそうです。
 そうなると上映時間は6時間ぐらいになるのではないだろうか。

 「旅芸人の記録」とか、長い映画をお尻食いしばって観ましたよね。
 
 ACTミニシアター、早稲田松竹、飯田橋佳作座。
 ついでに名古屋のロマン座。
 ああ・・・。

 

 



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