ドーランが目にしみる(2010年7月)


 夜の興福寺・五重塔(2010.6)


 7月31日(土曜日) 「青い部屋」ワンマンライブは本日!

 昨夜、夜道でセミの幼虫を立て続けに3匹拾った。
 車道で、あたりには踏まれてつぶされた幼虫の跡もあった。
 その三匹も方向を失っているようだった。

 二匹は、今日午前1時ぐらいから羽化が始まった。
 真っ白い成虫が殻を割って飛び出し、
 明け方までぶらさがっていた。
 白い翅は夜明けとともに透明になり、
 風の向こうへと飛んでいった。

 一匹はもともと弱っていた。
 だれかに蹴飛ばされたのか、
 脚が折れていて、
 最初から羽化できる状態ではなかった。

 思った通りで、
 背を割れず、もがいている。
 仕方がないので、
 午前2時ぐらいから手術が始まった。
 小さなハサミですこしずつ殻を切っていってやる。
 白い背や頭がぬるっと出てくる。
 だが、どうやってもどこかにつかまっていることができない。
 そうやって、ボクの手のひらのなかでこの命は果てた。

 朝、活発に動き始めた蟻たち。
 その巣の横にそっと彼を横たえた。

 


 7月30日(金曜日) 「青い部屋」ワンマンライブはいよいよ明日!

 今日、午前二時ぐらいに詩の神が降りてきて、
 久しく抱き合った。
 閃光のなかで、
 指が勝手に動き、
 中と外がつながったイメージを、
 生まれくる情景を次々と書きだした。

 今日はその余韻の中にあって、
 地下水が噴き出したかのように作品が生まれていく。

 そして今、明日のライブ用の
 自家製フォーチュンクッキーも82枚焼き上げ、
 しっかり袋詰めいたしました。
 なんで82枚なのか・・・。
 なんとなく予感。


 さあ、明日は青いランプの下で歌うたいだ。
 アシタバも炒めて食べたし。

 おっと、まだこれからPHPの短編小説を書くのです。
 イメージの雨は青空の下、降り続ける。


 



 7月29日(木曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで、あと2日!

 今日、アルルカン洋菓子店のアルバム「星屑通りで店開き」の
 1001枚目から2000枚目までが届いたよ。
 これがはけるまでにどれぐらいかかるのかはまったく予想が立たず。
 5年とかかかっちゃうかもしれないし、
 なにかの拍子で数ヶ月で羽撃いていくこともあり得る。

 でも、生ものではないので、
 在庫を抱えるのもヨシ。
 まだ持っていないよ、という方は、
 ボクらアルルカンのライブ会場で、
 あるいはお近くのCDショップへご注文、
 (TSUTAYA以外は取り寄せてくれます)
 またはAmazonでオーダーください。

 寝入りばなにぴったりのCDが届きます。


 それと、明後日のワンマンライブですが・・・
 19時開演と記しましたが、
 19時〜19時半は鳥井賀句さんのDJタイムだそうです。
 (音楽とお酒の時間?)
 ボクらが登場するのは19時半から。

 早めに来られた方、
 30分ほどの開演時間のズレを感じられるかもしれませんが、
 「青い部屋」の雰囲気をお楽しみください。


 

 


 7月28日(水曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで、あと3日!
 
 あと3日です。電話予約は03-3407-3564です。

 ところで、そうそう毎日事件やイベントがあるわけではないので、
 「はっ」とか「うおっ」とか、
 逐一顔色を変えて生きているわけではない。
 だが、夏だもんだから出てきてしまったその黒い平べったい虫が
 アトリエの裏の秘密部屋の床を横切るたびに、
 「はっ」とか「うおっ」とかなるのである。

 基本的に、食う魚以外の殺生はあまりしたくない。
 だからこの虫が出てきても傘の先であおったりして
 外に出ていってもらうことが多いのだが・・・

 皆さん、知っていました?
 今年はあいつらですら夏バテしている。

 機敏じゃないもの。
 傘の先でいいようにされて、「あ、やめてよ。もう、わかったから、あ、もう」
 という感じでよたよた出ていく。

 あいつらがよたよたですよ。

 元気がいい時は飛んだりしていたのに。

 頑張ろうね。
 生物の垣根を越えて、夏を乗り切りましょう。


 ところで、
 先日ファンクラブの宛先ラベルのファイルがぐちゃぐちゃになったということを書いたら、
 親切な人がやり方をプリントアウトして送って下さった。
 ボクはMacしか使ったことがなく、Windowsはまったくわからないので対応できるかどうか。
 でも、近いラインでやってみますね。
 名前わからない人、ありがとう。


 

          

 


 7月27日(火曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで、いよいよあと4日!

 ライブで配るクッキー、
 あれを包んでいる袋はいつも東急ハンズ(新宿高島屋内)で買っているのだが、
 今日はまた品物を置く棚が変わっていて、探すのに時間がかかった。
 東急ハンズはいつも頻繁に模様替えをするので、
 同じ商品を買う客にはちょっと弱った部分もある。

 でも、今日の棚替えにはなるほどと思う理由があった。
 夏休みということで、
 子供たちが喜ぶようなものを山のように盛っている。
 夏休みの観察セットみたいの。

 アリの巣が横から見える3D飼育セット。
 (昔はそういう名前じゃなかったけれど)
 カブトガニの飼育セット。
 出ました、ホウネンエビ(シーモンキー)の飼育セット。

 そして・・・驚いただよ。
 そのなかでも目玉商品は、なんと!

 クリオネ飼育セット。

 つい十年前までは網走の水族館に行かなければいけなかったのに、
 今一匹2000円ぐらいで、ボトルに入って売られている。
 本当だろうかと思って何度も見たが、
 そこで泳いでいるのはやはりどう見てもクリオネ。

 「クリオネを買って観察しました」って、
 今の小学生はそんなムードなのだろうか。

 築地でウーパールーパーを見た時、「食用」という札がかかっていた時以来の水棲系おどろき。





 7月26日(月曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで、いよいよあと5日!

 ワンマンライブの週があけてしまいました。
 日々が過ぎていくのがあまりに早いので、
 今週はしらふで、リアルな一秒一秒に触れていきたいと思います。

 野菜、よく噛んで食べたり、
 腹筋、しっかり数えたり、
 文字を音読したり。


 だけどそれでも時間は砂嵐のように過ぎていって、
 あと三十年後ぐらいにはもういないんだろうな。
 雨とか、風になっているんだろうなと思うと
 かなり不思議な気分。

 昨日、森毅さんのことを朝に思ったら、
 夜に訃報に触れた。
 森さんは長生きの部類だったけれど、
 そして今日訃報が入ってきた早乙女愛さんは早過ぎたけれど、

 でも、ボクらが知っている時間の尺度のなかでは、
 長い短いはあまり関係なくて、
 つまり人間の存在とは、
 本当にこういう幻灯のようなものだなあと
 つくづく感じるのだ。

 だから、発することができるのは
 詩や、詩のようなもので、
 固形化していると見せかけているブツの類にはあまり興味がないなあ。

 でも、まだ生きているので、
 体は鍛えます。
 ラーメンも時々いただきます。


 
 


 7月25日(日曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと6日。

 突っ込んでいく感じ。

 ライブ前の地ならしや、
 小説が少しずつ書き進んでいく時には様々な心的感触があって、
 たとえばそれは山登りの感覚に似ている場合がある。
 
 奥多摩から取り付いて雲取山なら、
 半日で1500メートルの高低差を登ることになる。
 山荘まで十数キロの道程なのだけれど、
 これがなかなか厳しい。
 一歩一歩、自分がどこを歩いているのかわからずに、
 しんどい登りをやり抜くのは、
 それでもやはり、「ああ、ここまで登ってきたんだ」という稜線に出くわすからだ。

 自分が登ってきた山々が眼下に見える。
 その時、一歩って凄いなと思うし、
 逆に言えば一歩を踏み出さないものは誰も登頂できないのだから、
 小説の一文字、詩や歌のワンフレーズというものにすべてがあるような気がしてくるのだ。


 しかし、いつもこの山登りの感じかというと、
 それがそうでもない。
 今回はなぜか、突っ込んでいく感じだ。

 スピットファイヤーのような旧式な戦闘機が、
 機体を斜めに傾いだまま煙幕のなかに突っ込んでいく感じ。


 普段のライブに比べて今回は「語り」が多い。
 なのに、この感じが芯に宿ったまま加速度を増していく。





 7月24日(土曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと7日。

 今日は調布の花火大会。
 多摩川の河川敷を通ってツツジーのアトリエまで行こうとしたところ、
 焼きそば屋さん、フランクフルト屋さん、たこ焼き屋さんなどのテキ屋さん大集合と出くわしたところで、
 ガードマンから「通行禁止」と言われた。

 暑かったこともあり、
 自転車漕いでる身としては迂回は厳しかったのだが、
 最近見ない派手なテキテキ大集合である。百店はくだらなかったのではないだろうか。
 いいだろうな。
 あそこで花火見ながら、ビール飲んで、お好み食って。


 と、想像しつつも・・・
 なんつったって、今回は暗記量が半端ではないので、
 アルチュール・ランボーと歌のカラオケ作りに一日を費やした日。
 彼の無限の底まで降りていくような言葉を暗唱しながら、
 ドン、ドン、と響いてくる多摩川の花火を背中で聞いていました。


 それにしても、ちょっと夜食を買いにコンビニまで出掛けたら、
 娘さんたちがみんな浴衣ではしゃいでいて・・・。
 夏はやっぱり、もくもくと暗記しているよりもこういうふうがいいだろうな。


 しかし、自分の夏の花火は、「青い部屋」ライブ終演後の一杯であり、
 (昨年のワンマンはまじで断酒中だったのであの3時間近いライブの後で一滴も飲まず。関係者にかなりひんしゅくをかった)
 今書いている小説が脱稿しての一杯である。
 こういうのは、時々飲んじゃうビールや焼酎なんかとは全然違う味なんだよね。
 という意味もあって、ライブまでまた断酒決行中です。

 咽よ、強靭になれ!



 


 7月23日(金曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと8日。

 リハである。
 詩の選択もすこし。
 夏の空である。
 炎天下を歩いていると、
 だれの顔をみな憔悴しているように見える。

 麦わら帽子を買った。
 298円だった。
 「カウボーイ」とカタカナで書いているあるタグが恥ずかしかった。
 
 麦わら帽子でリハである。
 詩をすこし歌った。
 夏の夕空である。
 陽が沈んで、時折涼しげな風が吹いてくる。

 白檀の花が今年は突き抜けたように咲いている。

 夏の生命力。
 強い。




 7月22日(木曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと9日。

 霧島寿江さんのライブを体験しに六本木へ。
 渋谷で仕事があって、
 ちょっと余裕があったので246を六本木まで歩こうと思った。
 途中で「青い部屋」にも挨拶していけるし、ということで。

 しかし・・・今日の気温というものを考えていなかった。
 夕方だというのに、なんとなく熱気はホーチミン市を思い出させて。

 西麻布の交差点を過ぎたあたりで、
 上着は水をかぶったような状態。
 霧島さんのライブはおしゃれなお客さんばかりだから、
 これ、まずいなあと思いながら、
 そうだ。冷房効き過ぎのラーメン屋に入って、冷気で乾かしちゃえ、という作戦に討って出る。


 一軒知っているんですよ。冷房効き過ぎの中国人経営のラーメン屋。
 そこでレモンサワー(ごくうま!)を頼み、
 つけめんを食べていたら、本当に暴風のような冷気のなか、
 シャツが乾き始めた。試してみるもんです。

 で、ちょっとヨイヨイという感じになって、
 霧島さんのライブへ。
 
 霧島さんは東京芸大の作曲科を出られて、
 英仏ぺらぺらで、
 美人で、ダンサーでもある。
 なんだかそういう紹介の仕方をすると大変遠い人のような気がするのだが、
 ライブ中のあの一生懸命さを一度でも拝見すると、
 遠いとか近いとかが一切関係なくなる人なのだ。

 音楽的に高尚なことが湯水のごとくステージからあふれ出すのだけれど、
 ボクは最後に近いところで、
 エレピの弾き語りで歌われた「ザ・ローズ」にしびれた。
 凄い日本人がまた一人現れてしまった。




 7月21日(水曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと10日。

 この春、NHKのハイビジョン放送でカナダの辺境
 ニューファウンドランドを旅させてもらった。

 その番組をご覧になったカナダ大使館の参事官さんからお声がかかり、
 今日は大使館のなかにある公邸でパーティー。
 
 もちろん、呼んでいただいたのはボクだけではなく、
 番組の制作に尽力された方々、
 そして参事官さんのご友人と、
 日本人とカナダ人合わせて二十人以上の盛り上りとなった。

 いや、肩に力が入っちゃって、盛り上がらないだろうなと思っていたら、
 これが実に・・・盛り上がった。
 あちらこちらからの笑い声が絶えない自然な宴会という感じで、
 ホスト役の参事官さんが慣れていらっしゃるのか、
 「パーティーって苦手なんです。すいません」
 というボクが、最後はいい気分でゆらゆらしていました。

 
 道化師のライブ、近いんですよとチラシを渡したところ、
 なんと、シルク・ド・ソレイユにも招待されてしまった。
 たしかにあのメイド・イン・カナダの道化舞台によって、
 クラウンの世界は一気に今世紀を迎えたもんなあ。
 
 
 実はこの後新宿で、
 ある新聞社の人から存在自体を攻撃されてひどく暗い気分になったのだが、
 でも、ボクはやっぱり、道化師として書き、歌うというスタイルが今の自分にはとても自然。
 ユーモアや茶目っ気が残せるスタイルじゃないと生きている感じがしない。
 そういうパーティーだったから、みんなも笑えたんだと思う。


 
 
 

 


 7月20日(火曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと11日。

 今日の夕方の空、一面が生き物のようであり、芸術のようでもありました。
 アルチュール・ランボーの詩をライブに向けて暗唱していたら・・・
 空全体が燃えているような予感にとらわれ、
 アトリエの外に出てみたらなんと!

 月が燃える雲の輪のなかに!

 神々しいものを感じて一枚撮りました。

 

 2010.7.20/pm7:15

 7月19日(月曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと12日。

 ライブに向け、新曲を一発仕上げました。
 チャーリーに捧げます。

 やはり、ワンマンライブというのは気合いが入りますね。
 「行きますよ」というお声も時折かかるようになってきて、
 そう、もうあと実質十日ほどだものね。


 今回は暗記量が半端じゃないので、
 常にぶつぶつ詩をつぶやいているような・・・
 これからいっそう挙動不審の人っぽくなっていくと思います。


 「クロコダイルの恋」で幕を閉じるというわかりやすい舞台をこのところ続けてきたので、
 今回は対照的な試み。
 難解な夏の夜になるかも。

 でも、それもきっと「夢」にふさわしい時に昇華するはず。
 月末31日、皆さんがアルルカン洋菓子店のライブに来て下さることを祈っています。


 
 
  7月18日(日曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで13日。

 神々しいほど突き抜けた空。
 エジプト人がブルーを天国の色にたとえたのも、
 きっと今日のような空をナイル川の上空に見ていたからだろうな。

 でも、こちらはライブが迫りつつあるし、
 文章の仕事もあるので、
 ほとんど陽射しのある場所には出なかった。

 夏を夏と感じる行為も人間の生活には必要だと思う。
 うーん、今は我慢。





 7月17日(土曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまで14 日。

 肉体は常にやっかいだ。
 ボクが身長2メートル30センチの大男に生まれなかったのも、
 あるいは1メートルすこしの小人症にならなかったのもすべて偶然で、
 ある日の風向きによってボクは大男だったかもしれないし、
 着ぐるみのなかに入って生きていくしかない小人だったかもしれない。
 
 すなわち、かつての人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアントはボクだったかもしれず、
 スターウオーズのロボットのなかに入っていた人もきっとボクだった。
 ボクが今癌で苦しんでいないのはやはりある程度の偶然で、
 場合によってはボクが苦しむべきだったのだ。

 ボクが不器用で、身長の割に手足が長くないのは偶然で、
 ひょっとしたらボクは器用だったかもしれないし、
 「足が長いね」と言われる人生もまた風向きによってはあり得たのである。

 鍛錬に向く肉体もあるが、
 素材としての肉体はすべて偶然である。

 しかし、心はボクである。
 抗うつ剤ひとつでぱーっと明るくなったりするのだから、
 人間の心もまた物質であり、
 心は自分だと思っているその心も死によって滅するのだよ、
 と仏教関係者は言うかもしれないが、

 そういう精神的な判断も含めて、心はボクである。


 肉体的にはどうにもならないこと。
 しかし、心だけは曇空を青空に変えることができる。

 きっと、ボクらが持ち得た人間性というのは、心に於けるこの創造の翼である。

 ボクは思うことができる。
 ボクは働きかけることができる。
 ボクはそのことによってボクであり、
 キミもまたそのことによってキミである。

 いえいえ、デカルト的という意味ではなく、
 表層の時代だからこそ、
 肉体をオミットした世界の(創造的)再確認が必要なのだ。

 では、具体的にそれはどういうことか?

 目をつむり、耳を傾けることだ。

 

 

 


 7月16日(金曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと15日。

 ファンクラブの会報、
 できあがったよと昨日お伝えしたばかりなのに・・・。

 なんと! レーザープリンターのカートリッジが切れてしまいました。
 すぐにプリンターを買ったパソコンショップに向かったのですが、在庫がないとのこと。
 
 Canon、ハードを売った後、すぐに付随商品を不足させだし、
 また新たなハードを押し出してくる。
 それが商売というものなんだろうけど、あまりに露骨!

 PC関係、ブラックボックス占有率が大き過ぎて
 ボクらは対等な関係になれない。
 でも、「もう置いていません」というのはやめて欲しいんだよね。

 工場から取り寄せるのに4、5日かかるそうです。
 会報をお送りするのはそれからになります。

 楽しみにされていた方、ごめんなさい。


 さて、今日は河瀬映画の東京スタッフとお疲れさん会。
 昨日ほとんど寝ていないんだけれど、
 サバとトマトのゼリー寄せを作ったよ。
 今からトマトとショウガのサラダも作るよ。
 夏だね。


 


 7月15日(木曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと16日。

 アルルカン洋菓子店のファンクラブの皆さんに向けて
 会報を作り終えました。
 早ければ今週中、遅くとも来週頭には発送いたします。

 だけど、なんだね・・・。
 PCにはいまだ手が出せない基本操作というものが山ほどあって、
 先々月せっかく打ち込んだ会員へのラベル用アドレス、
 ワードのアイコンを突ついてみれば、
 並びが全部崩れていて印刷できないようになっている。

 前から思っているのだが、
 PCのなかには意地悪な妖精が一匹棲み着いているのではないか。
 ちょっと腹が立ったので、
 会員の皆さんには手書きでお送りいたします。

 

  31日の「青い部屋」、イメージがどんどん湧いてきた。
 まだ一度もアルルカン洋菓子店をご覧になったことがないという方、
 夏の夜の詩を堪能しにいらして下さい。

 「青い部屋」は揃えてあるワインに間違いがない。
 ワインを誉めると、眼鏡のソムリエさん、大判振る舞いになります。



 

 
 

 7月14日(水曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと17日。


 祝! アルルカン洋菓子店CDアルバム「星屑通りで店開き」
 初回プレス1000枚ほぼ完売!


 今日、セカンドプレスの1000枚を発注しに秋葉原まで行ってきました。
 ついでにオムライスでお祝いのビールもね。
 (参加者、マリオ曼荼羅さんのみ)




 

 7月13日(火曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと18日。
           「あんとクリーム」初稿完成まであと16日。

 つくづく思うことは、歌にしろ、執筆にしろ、
 毎日やっていなければ途端に衰えていくということだ。
 脳の当該箇所が持つリズムをさざ波のように絶やさないことなのかな。

 
 理屈っぽい友人がいた頃は、その種の本が好きだったし、
 言語論や記号という言葉に引き込まれ、
 唯野先生のように人をケムに巻く(いや、他人というより自分)ことに精力を傾けていた。
 今、論理でものごとを判断せよと言われてもボクには無理。
 脳のその部分はとうに凪を越え、氷の海となっている。


 では、詩的な感性に今あふれているのかというと、
 幾つかのスタイルや鋳型を持ちつつも、
 自身を震わせるほどの感動にそう出会っていないという事実が
 現在という時間を語っている。

 でも、これはそう悪いことではない。
 初めて海外旅行をして、
 ロンドンのゴミ箱を見ただけで「フォルムが違う!」と立ち尽くしていた自分は確かに良!
 しかし、その視線から離脱し、
 すべての国のゴミ箱はフォルムも中身も違うが、
 「廃棄されたものが詰まっているという点に於いて」同質なのだ、
 という達観もまた必要なのである。

 そうしたなかで熟成されていく詩や言葉というものの方がボクには信頼でき、
 すなわち、言い訳のようだが・・・寡作でもいいのだ。


 でも、寡作なのに光ってら、となるためにはやはり毎日の感じ方の訓練が不可欠で、
 そのためには精神の上に現れるフォルムへの驚きは欲しい。
 どこかできっとまだ、ロンドンのゴミ箱を探している。

 慣れることで深呼吸できるような錯覚が一番よくない。






 7月12日(月曜日) 「青い部屋」ワンマンライブまであと19日。
           「あんとクリーム」初稿完成まであと17日。

 惚けてしまった。
 昼に録音の仕事でスタジオを訪れ、
 雨に濡れながらアトリエまで戻ってきたが、
 その後、どうにもこうにも文章が書けない。

 四時間パソコンに向かったが、
 倒錯して消すばかりで行数がまったく進まない。
 俺の脳はどうなってしまったのだ?

 苦しみつつ・・・夜、ポンと諦めの境地になる。
 

 麻雀なら、字牌と一九牌のみをツモッているような心境。
 かといってツーイーソーを狙い出せば、当たり牌ばかりを持ってくるような。
 すいません。たとえが悪くて。

 頭がどうにも働かない。
 まあ、こんな日もあるさ。
 あるか?

 芥川先生も川端先生も、こんな日に黒い閃光を見たのではないか。


 


 7月11日(日曜日) 関西ライブツアー三日目 滋賀県・山本工房

 山本工房の山本玄匠さんは柿渋染めの大家である。
 三宅一生さんが玄匠さんの染め物を使い、パリコレに出展されたこともあるほど。
 その玄匠さんの工房があるのが、滋賀県高島市の安曇川(あどがわ)というところ。

 壮大な田舎である。
 山と田と琵琶湖。
 空と雉子と雲。

 玄匠さんが脳卒中で倒れられたのは2002年のことだ。
 半身不随と言語障害。
 その後遺症を負いながら、
 今でもたった一人、百メートルの反物に挑まれたりする。
 右手だけで染めていく。
 爪は染料で藍色になっている。

 そしていつも豪快に笑われる。
 「脳卒中になって良かった」ときっぱり言われる。
 それまでは朝5時から夜11時まで無休で働いていた。
 しかし、体が不自由になってそういうわけにもいかなくなった。
 自然や、脳内のイメージと向き合う時間がそれで取れるようになった。
 生きることに面白みが湧いてきた。
 そう、おっしゃる。

 昨日は京都からの移動が深夜二時過ぎになった。
 ボクらアルルカン洋菓子店が玄匠さんの家に辿りついた時、
 それでも玄匠さんは大笑いしつつ、
 「朝まで話してようか」と言って下さったのだった。
 
 今日、午前中には玄匠さんの工房に入った。
 百メートルの反物に挑まれる場とあって、
 小中学校の体育館なみの広さである。
 古い倉庫ではあるが、これが何百何千と展示されている玄匠さんの作品とあいまって、
 実に味わい深い空間となっている。

 ここでライブ。
 外は大雨。
 隣の倉庫の犬が吠えまくっている。

 もともとは玄匠さんが稲山さんのノコギリ演奏に触れられ、
 感じ入られたとのこと。
 昨年の滋賀のライブにそれでいらっしゃって下さった。
 ボクら道化師にも何かを感じて下さったらしく、
 それで今回、工房でのライブという企画を打ち出して下さったのだ。

 犬の声が気になった。
 リハーサル中はかなりの勢いで吠えまくる。
 楽器の音より、ボクの肉声が気になるらしい。
 うーん、これは困ったなあ・・・と思いながらも、
 芸術家の工房だからそれもアリかなと・・・。

 そして本番。
 電車が止まりそうな大雨のなか、湖北地方まで来て下さったお客さんは二十余名。
 稲山さんと岡部さんの演奏。完璧。
 滋賀の緑、雨、ざわざわの向こう側の静謐。
 そういうものと交流がある音だった。

 でも、俺ッチなあ・・・犬、吠えるだろうな。
 ミツ君に「犬だから仕方ないね」と言いつつ歌い始めてみればなんと、
 本番終了まで犬は一度も吠えないのであった。
 ただ時折断続的にやってくる雨、雨、雨のなかで「クロコダイルの恋」をやり負えた時、
 玄匠さんが泣いていらした。

 そういうライブであった。

 お客さんがみな帰られた後に、人数分の座布団だけが残った。
 今日この日のために、
 玄匠さんが染め、奥様が縫われた座布団。
 パリコレにも出せそうな座布団。
 でも、安曇川で雨の音を聞いた座布団。

 こうして三日間はお開きとなった。

 稲山さん、岡部さん、マネージャーの宮川さん、
 ミツ君、ご苦労様でした。
 そして各現場の関係者の皆さんと来ていただいたお客様全員に感謝いたします。

 お酒、やっぱり飲みますね。

 

 
 


 7月10日(土曜日) 関西ライブツアー二日目 京都・定食&ライブ まっちゃん

 まっちゃんはボクが叫ぶ詩人の会のサケビストであった頃、
 大変よくして下さった京都のライブハウスのマスターだった。
 交通事故で大けがをなさい、
 色々とあって今は定食&ライブの店をやられている。

 今世紀に入ってからもまっちゃんには恩があり、
 それはNYからボクが帰ってきた後、
 アルルカン洋菓子店のロックバージョンである「AND SUN SUI CHIE 」を招聘してくださったことだ。
 バンド4人にマネージャー、計5人分の交通費や宿泊費をポンと出して下さった上、
 ワンマンライブをそのライブハウスでやらせてくれた。

 歳月は流れ、
 まっちゃんは定食を作るようになり、
 ボクはサケビストからヴォーカル、そして道化師になり、
 まっちゃんは店を替わり、大音量を出せなくなった。

 まっちゃんという親しい人、
 詩人の会のマネージャーなども来てくださっていたのに
 今回のライブが難しかったことは、
 まさにこの音量という部分であった。

 ごくわずかなリバーブ感。
 あるかないかのマイク感。
 この環境で歌い切るためには、
 アカペラで全曲音程をはずさないぐらいの壮絶な歌唱力が必要になる。

 ボクは気を澄ませて歌に挑んでいったが、
 どこもかしこも揺れているのがわかった。
 いや、揺れていい部分もある。
 しかしいけない部分もあって、
 歌いながら焦りがこみあげてくる。

 その場合は心を腹式呼吸のど真ん中まで落とし、
 上からぐっと押さえつけなければいけない。
 自分を失って胸で歌い出せば一巻の終わりだ。

 そういうやり取りを自身のなかでやりながら、
 なんとか・・・まさになんとか、という思いで演目を終えた。
 申し訳ないが、最後の四人の即興のあたりは神経がぶれぶれになっていた。

 難しかった。
 ど素人だなと思った。
 角材を素足で踏んで歌え、とヴォイトレの先生に言われたばかりなのに。
 三日間のなかで反省が一番濃い。

 
 お客さんにも、まっちゃんにも、
 関係者の方にももう一度チャンスをいただきたい気分。

 ところでまっちゃんは一月分の売上四十万円を仕入れの帰りに紛失してしまった。
 生活はたいへん苦しい模様。
 京都を訪れる方、
 河原町のタニヤマ無線の前のお店です。地下。
 お昼ご飯、食べに行かれて下さい。

 まっちゃんの料理でワインやって鴨川あたりに繰り出すと最高です。



 


 7月9日(金曜日) 関西ライブツアー初日 大阪・ペーニャ

 ノコギリ演奏家の稲山訓央さんとギタリストの岡部昭さんに導かれ、
 アルルカン洋菓子店の夏の関西ツアーが今日スタート。
 踊るような猛烈な雨のなか、たどりついたのは大阪ミナミのライブレストラン・ペーニャ。

 高田渡さんのポスターなども張ってあり、
 ああ、きっと河島英五さんも生きてらしたらここで歌っていただろうなと思わせる風情。

 ただ、ボクらには絶対必要な楽屋がなかった。
 お客さんがいらっしゃる前でメイクというのはもうやりたくなく、
 いらっしゃるその前にメイクというのもこの夏の蒸し暑さを考えれば不可能で、
 ならばどうするよ?
 と考えた挙げ句、駐車場の稲山さんのキャラバンのなかでやることになった。

 前半稲山さんチーム、後半ボクらというのが今シリーズの出番順。
 メイクには最低30分ほどかかるので、
 彼らの演奏が始まる頃には車のなかで、
 ミツ君ともども白塗りのメイクショーが始まったのであった。

 ミナミの駐車場でメイクすることになるとはなあ・・・と話しながら
 ほぼ完璧なクラウン顔で完成した頃、
 さすが大阪、隣のスペースに停めてあった車のなかから、
 「なにか・・・芸事ですか?」との声。
 興味津々といった感じで四十歳ぐらいの男性が尋ねてきた。

 「あそこのライブハウスで・・・」と真面目に説明したからいいようなものの、
 「いえ、違います」と答えていたらあの男性はどんな反応を示したのだろう。

 ということで、始まる前にすでに汗ぐっしょり、
 朝からの移動で体力も使っているボクらであったが、
 この日はそこそこ芯のあるライブができたような気がする。

 フルメイクでかつらをかぶっているために、夏はやはりきつい。
 頭がぼうっとしてきて、歌詞が飛ぶことが多いのも暑い時期。
 今回も一曲やってしまったが、まあ、思いついた情景を「今日のオリジナル詩」として歌う癖がついてしまっているので、なんとか難は乗り越えた感がある。


 かつてお便りをいただいていた何人かの皆さんにも逢え、
 嬉しさあまってピンガ飲み過ぎ。
 
 稲山さんのノコ演奏、岡部さんのギター、ミツ君の喋りもライブハウスにびしっと会い、
 良い夜でございました。

 いらしていただいた皆さん、ありがとうございました。



 

 

 


 7月8日(木曜日) 明日から関西ライブツアー。

 さあ、毎年恒例となるかどうか、
 しがのこクラブとの盛夏関西ライブツアー。
 
 明日が大阪のペーニャ。
 明後日が京都の定食アンドライブのまっちゃん。
 明々後日が滋賀県の山本工房。

 偶然時間ができたという方で、主に関西方面の皆さん。
 のこぎり演奏とアルルカンのジョイント、
 ぜひ味わいにいらして下さい。

 
 今日は夕方からシュネバーレンを百個以上も一人で焼いたよ。
 袋詰めするだけで半日が過ぎてしまった。
 こういうサービスももう限界かな。
 そろそろ終わりにしようと思っているので、機会があればぜひね。


 世界初、ピリ辛シュネバーレン!
 味わうチャンスは明日からの三日間のみ!


 でも、きっと青山のワンマンライブでも妙なお菓子が登場するよ。

 


 7月7日(水曜日) 関西ライブツアーまであと2日。

 時代的にも、年齢的にも(内側年齢、外側年齢ともに)、
 生きていく上に於いて難しいこと、
 難しくはなくても決してわくわくはしないこと、
 というのが増えてくる。
 
 若い時は年寄りのしなびた顔を見て、
 ああはなりたくないものだ、
 すくなくとも自分は違うというふうに思いがちだった。

 
 しかし、幾つかの工夫を失うと、
 あっという間にその萎びた枯れ枝になってしまうのがひとつの自然でもあり、
 愚痴ばかりこぼしている人、
 悲観的な人、
 色彩を必要としなくなった人のそばには近付かない、
 という鉄則とともに、
 できれば笑顔の素敵な人を思い出すという方法がある。

 だって、
 愚痴をこばすな、悲観的になるなと言っても、
 文章である程度のなりわいを得ている以上は
 悲劇も悲惨も書きますからね。
 そこで起き上がりこぼしになる何かは必要なのだ。

 ケーキ屋で並んでいる色鮮やかなマカロン。
 あのはっとするぐらいの色彩センスを彷彿とさせるような笑顔の人はいるものだ。
 ボクはゲイではないが、
 男性で一人知っている。


 ロックの世界では行くところまで行ってしまった人ですが、
 岡山出身で、昔「憂鬱な心」というバンドのヴォーカルをやっていた人です。
 何気ない時に会った時の彼の笑顔は天下一品だった。



 

 7月6日(火曜日) 関西ライブツアーまであと3日。

 小説を書く。
 歌う。
 ギターを弾く。
 新宿を歩く。
 それだけで一日が過ぎていった。

 MITSU君からも原稿が届いたので、
 ファンクラブの会報、明日はきっちり手をつけます。

 なお、東北ツアーの日程にあやまりがありました。
 9月3日、4日です。
 となれば、5日があくなあ。
 仙台で一泊しよう。




 7月5日(月曜日) 関西ライブツアーまであと4日。

 今日は雨が本気だったね。叩き付けていた。
 かと思うと、隣りの駅ではまったく降っていなくて、
 雲も気まぐれだね。
 なにをしたらいいのかわからずに、はしゃいでいるようでもあり、
 怒っているようでもあり。

 今日は昼間、新宿の人はみんな疲れていたね。
 月曜日だというのに、ビルの間から迫り出してくる湿気の腕に
 だれもが首根っこを捕まえられて。
 湿気のやつはこの時期だけだから図(ず)にのっているんだろうが、
 君と同じで、ボクもやつにはもういい加減うんざりしている。

 今日は夕方、また雨に降られたね。
 傘を持っていかなければいけないよって君に忠告したのに、
 ボクはある人に悩みを打ち明けられることの予感からか、
 傘を忘れて歩いていた。
 すごい雨でさ。
 レタスを買ったばかりだったから、買い物袋をさげたまま、
 餃子屋さんに入った。ちょいと雨宿り。

 どうもそこで飲んだビールのせいかな。
 日が暮れてからは筆がはかどらない。
 なにか、すこし文字で遊んでけたっと寝ているという感じだ。

 まあ、どうでもいいことなんだけど。
 こんな一日もあるってことさ。

 ハヤブサからは、ごく細かい微粒子が二つ発見されたらしいよ。

 ハヤブサが帰ってきたのは感動したけれど、
 微粒子二つにかけたエネルギー、ボクも欲しいよ。
 それでなにをするかというとね。
 
 それはまだ秘密だ。

 


 7月4日(日曜日) 関西ライブツアーまであと5日。

 がむしゃらにやっていて、
 ふと靄のような疲労感に包まれてしまうこともあるが、
 もう一度それはボクの建築資材である言葉に期待をかけるしかなく、

 同時にそれはイメージであり、詩であり、物語である。
 
 そうね、そうね、そうですね。
 多少は売れるものを出していれば、
 こんなにも疲れなかったのかもしれない。

 認められない、売れない、無視されるというのはやはり相当に堪えるもので、
 よく生きているなと自分でも思う。

 でも、生きているのだから、
 生者の言葉を紡ぐだけだ。


 生とはこの一日にあり。
 たとえだらけ果てて、ベッドの上でビールに溺れるような日があったとしても、
 それは生なのだから文字として生産し直すべきだ。
 そういう習性のエネルギー体となる。

 その先に朽ち果てる日があるなら
 道化師はそれを甘受する。

 もはや世界との間には大きな溝がある。
 誰の言葉も関係ない。
 ボクはボクの言葉の森のなかで、
 いつか羽撃くかもしれない小鳥のひなを育てる。

 いや、飛ばなくてもいいのだ。
 さえずる声だけ聞こえればいい。




 


 7月3日(土曜日) 関西ライブツアーまであと6日。

 今日はミツ君と久々のリハ。
 本当、久々なのにぴしっと合いますね。
 
 そういうわけで、ライブがまた近付いてきました。

 7月9日(金曜日)大阪・ペーニャ
 7月10日(土曜日)京都・定食&ライブまっちゃん
 7月11日(日曜日)滋賀・山本工房

 昨年もいっしょにライブをやってくださった滋賀県の
 ノコギリ・ギター演奏チーム「稲山さんと岡部さん」とのジョイントです。

 詳しくはライブ情報欄を。
 

 そして、7月31日は、半年に一回の渋谷「青い部屋」でのワンマンライブ。
 これはもう絶対に皆さんには遊びに来ていただきたい。
 戸川昌子さんもまた参加されるかもしれません。

 7月31日(土曜日) 渋谷「青い部屋」(青山学院の裏です)
 前売り2500円 当日3000円
 開場18時半 開演19時

 アルルカンの詩と歌、そしてシャンソンをお楽しみください。
 「青い部屋」はワインも素敵。

 それと、8月21日はファンクラブ対象の釣り&漁港でシークレットライブ。
 8月22日は岡山で詩の朗読イベントに参加。
 8月29日は、大阪のgrafの夏休みイベント、そのファイナルステージでライブをやります。

 9月4日5日は東北お寺ツアー!

 というわけで、夏がまとまってやってきますね。
 温かくなってゆらゆら揺れている水に腹をこするようにして入っていきたいと思います。

 

 
 


 7月2日(金曜日)

 giving me( your )head

 コーエンがチェルシーホテルでジャニス・ジョプリンといたした時、
 その時の思い出を「チェルシーホテル #2」という歌にしている。
 上の英文は 「ボクに頭をのせて」なんて生易しい表現で訳されていることが多いけれど、
 正確には
 「口でしてくれたね」ということだ。オーラル。

 はあ・・・ジャニスはコーエンのをくわえたんだ。
 歌を聴いていてそういう瞬間を想像してしまうのだけれど、
 たとえ一晩でも愛した女のこと。
 そんなふうに暴露してしまっていいのだろうか、と思っていたら、
 コーエンも「プロとしてあるまじきこと」と、
 この歌を作ったこと(あるいはジャニスだとばらしてしまったこと)を
 反省しているらしい。

 ボクは口でするしないはともかく、
 
 i need you, i don't need you
 i need you, i don't need you
 and all of that jiving around
 
 という表現の方が的を得ていると思ったし、 やられた感があった。

 あなたが好き、いえ、好きじゃないわ。
 あなたが好き、いえ、好きじゃないわ。
 そうしたすべての混乱ごとを・・・

 こういう言葉の方が、本当に心身ともに絡み合った夜があったことを
 適確に表現している。

 誰もが恋愛のなかにあっては気が狂うし、
 支離滅裂なことになってしまう。

 理路整然と恋を語るなんて、嘘だ。

 そうそう。
 今日、ミュージック・エア(CS放送)の新企画で(すぐ終わるそうです)
 洋楽の歌詞解説をする時間をもらった。

 21歳のグラビアアイドルの女の子に、
 しもべのようになって「ございます」言葉で色々解説するのだが、
 この子はともかく、
 こういう設定はありかなと思った。

 女性の足もとにひざまずき、
 その素足を撫でながらヤプーのように「ございます」の連発。

 でも、目だけは飢えている。鷹の目。
 

 



 


 7月1日(木曜日)

 今年も半分が過ぎたわけだ。
 量的な時間は、きっと質的な時間とは正比例しないのだろうけれど、
 でも、物量ってばかにできず、
 たとえば団塊の世代と団塊ジュニアの間にいるボクら(ニューロストゼネレーション)は、
 歴史的にも存在史的にも消え去るしかない(というような意味のことを)
 劇団四季の浅利啓太さんに言われた時、

 なにをこの人は傲慢にと思ったものだが、
 実際そうであるような気もしてきた。

 人口数イコール、エネルギーである。
 世代論なんてくだらないと思っているのは今も変わらないが、
 世代の世に及ぼしうる力というものは歴然として差がある。
 それ、物理です。

 ならば、一分一秒を濃密に生きるのだと禅的に考える後半戦があったとしても、
 きっと年末あたりに振り返ってみれば、
 過ぎ去った前半と同じく「あわわわ」といいながら霧散していくのかもしれない。

 時間も含めて唯物的だと一度割り切るといいかも。
 俺らも含めて。

 レナード・コーエンとジュリー・ロンドンを聴きまくる。
 このお二人がある程度の年齢を越えても常にSEXを予感させるのは
 どこに秘密があるのだろう。

 物理、越えてるよ。

 若者の犬のようなSEXではなく、
 人間としての、考える者としての、詩人としてのそれ。

 


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