| 8月の思索ダイエット |
| 8月31日(水曜日) 断酒130日目。10キロ歩き28日目。体重80.4キロ。体脂肪率19.6% あ〜あ、あ〜、あ〜、8月が終わるよ。 8月の始まりはさ、仕事いっぱいやって、がーっと生きて、もう一生これぐらい真剣に生きたってことがないぐらいの一ヶ月にしようって思ってたのにさ。スーパーオーガストにしようって、どこかに書いた記憶もあるのにさ。今日で終わりだってよう〜。今日でさあ。 子供の時といっしょだなあ。あ〜あ、あ〜、夏休み終わっちゃうよ。宿題こんだけ残っているのに夏休み終わっちゃうよ〜。プールあんまり行かなかったなあ。女の子との出会いもなかった。でも夏休みが現実に終わっちゃうよ〜、みたいな。 仏教本、今月仕上げるはずだった。書いたのは「まえがき」と一章、二章。あと、八章残ってる。 甘鯛に続いて「花鯛」仕上げるはずだった。うまくいけばもっと。 花鯛を・・・食っただけだった。 でも、「ブーの国」改訂原稿を入稿したし、「甘鯛」もゲラになって出てくるし、「ジョン7」は世に出たし、ジム・ビームの絵も描いたし、谷川岳登ったし、一関に講演に行ったし、かき氷食ったし、断酒は続いているし、みんな元気だし、ボクも元気だし、よく考えればなかなかの8月でした。感謝! そう。これでいいのである。そして9月こそ記録的原稿量を! |
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8月30日(火曜日) 断酒129日目。筋トレのみ。測定せず。 今日は川原で炭を熾して、火遊びをした。 |
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8月29日(月曜日) 断酒128日目。筋トレのみ。測定せず。 今日は原稿あまり進まず。その代わり、腹筋デーにしてみた。やみくもにやってばたんQ太郎。 |
| 8月28日(日曜日) 断酒127日目。10キロ歩き27日目。体重80.6キロ。体脂肪率18.5% 今日、電車で正面に座った高校生風の男の子が、5つぐらい年上に見えるちょっときつめ、かなりエッチめな女の子の腕にグワシッとしがみついていた。時々グワシッならいいのだが、のべつまくなしグワシッなのである。そうか、最近は男の子の方が女の子の肩にしなだれかかることがあると聞いていたが、なるほどなと思っていたら、何と男の子の手に握られているのは「東京の大学受験マップ」ではないか。そーか、そーか、君はどこかの田舎県から大学受験の下見に来たのだな。それで昨日は横のお姉さんとどこかで出会い、良かったら泊まっていかない? なんて言われて「え、いいです」とか断ったものの、なぜか足はお姉さんのお部屋に向いてしまい、いいこちゃんいいこちゃんしてもらっている内にグワシッと行ってしまったというわけだ。なんちゅううらやましい大学受験の下見なのだ。お前、それで合格(うか)ると思ってる? とかなんとかぼんやりしていたら、ワープして「矢切りの渡し」に着いていた。 |
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毎日キャリアナビのお散歩写真のために、最近は月に1〜2回ぶらぶらと歩いている。今日は柴又帝釈天、江戸川、金町、北千住、南千住コース。はっきり言って、ボクから見てもお姉様やお兄様(しかもかなり年上)しか歩いていないエリアなのである。 |
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8月27日(土曜日) 断酒126日目。さぼり。測定せず。 「ブーの国」「甘鯛」・・・ともに最終稿を出版社に送った。 |
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8月26日(金曜日) 断酒125日目。10キロ歩き26日目。体重80.3キロ。体脂肪率17.9% 執筆業って何だろう。 |
| 8月25日(木曜日) 断酒124
日目。筋トレのみ。測定せず。 ジョン7の担当者とジョン7に出てくるお店の人に御挨拶にうかがった。 今後、読者が訪ねてくるようなことがあるかもしれません。 その時はよろしくお願いしますね。という御挨拶なのだ。 店主はなぜか、不思議体験の話ばかりする。 発光体の話だ。大槻センセだったらプラズマ現象、スピリチュアルな人たちだったら人魂、ほとんどの人にとってはUFOと解釈される話である。 何冊か献本しなければいけないので、店を変えた。 するとそこの青年も頭の上を火の鳥が飛んでいったという話をしてくれた。 いいな。火の鳥。火の車はいつも経験しているが、鳥の方はまだ未体験である。 そんなものが頭をかすめていったら、逆境をおかずにどんぶり飯が食えるのではないだろうか。 終電で帰り、台風で増水している多摩川を見にいった。 昨年の台風ほどではないが、土手のすぐそばまで水は這い上がってきている。流れも速い。胸がすかっとする。 やはり増水見物はやめられない。と、思ったその時であった。 外灯のあかりのようなものが川の真ん中を浮き沈みしながら流れていくのである。 巨大な電気ウキを思い浮かべてもらえば正解か。 なんだ、これ。おいおい、なんだよ、これ。とひとり騒いでいる間に発光体は下流に流されていった。 まさか、こんな台風の夜に精霊流ししている人もいないだろうし・・・外灯が流されているなら電線からは切れているから発光するはずがないし・・・誰か、懐中電灯を持ったまま落ちてしまったのだろうかとも考えた。しかし、それを確認するために飛び込むのも何である。結局、大風に吹かれて退散するまで土手で発光体を見送るしかなかった。 なんだったんだ、あれ。 |
| 8月24日(水曜日) 断酒123日目。10キロ歩き25日目。体重81.9キロ。体脂肪率17.2% 日記形式のHPの辛いところである。 ここのところ、原稿仕事と夜のトレーニング以外何もしていないため、書くことがない。 いや、もちろん書くことはたくさんあって、それに没頭しているからこそ書くことがないのだが、たくさんある方の書くことは仕事として書くことなので、それをだらだらここで書くわけにはいかないのである。それに仕事として書くことの方は、書いたり消したり書いたり消したりが激しい。三島由紀夫や中上健次みたいに万年筆でいきなり清書的作家だったら、ボクはもう大作を何本か著わしているに違いない。量だけの大作。 いっそのこと、戦時中の古川ロッパみたいに食ったものだけ記していくか・・・という気にもなるが、そうか、その可能性があったから「思索ダイエット」にしたのだったと開始してから一年後に気が付く次第。つまり、食ったものを書くのもダイエットを書くのもまったく同じことだったわけで、突き出た腹もへこんだ腹も欲望の成れの果てとしては大して変わらないのである。 昨日一日さぼって、ごく普通に食べた。それだけで約1キロ増量。 飢饉の時は強い身体だと思うが、それにしても今は飢饉ではないのだから面倒ではある。 ところで経済企画庁が、「連続48ヶ月の今の好景気は、岩戸景気と並んで戦後三番目の長さを記録している。バブル前夜とも言えるのではないか」と昨日発表した。あの〜、え〜、どこの国の話をしているのですか? という感じだ。国民が背負った借金は今や600兆円を越えているという。自殺率も上がりっぱなしである。公的資金を返すめどのない大銀行もある。ボーナスの出ない会社も珍しくない。それで今、好景気? それともちょっと待てよ。ひょっとしてみんな好景気なのか? ボクやボクの友人だけが火ー火ー言っているだけなのだろうか。 バンドやってた奴とか、人文系の出版社の人とか、俺様とか、よく生きているなと感嘆させられる。 でもさ(好景気の人たちは放っておいて)、俺様達は自らが太陽になるしかないのだよ。 太陽ってのは、一年間かけて地球上のあらゆるものに日光をあげようとするでしょう。 でも、いつも同じところにいてくれるわけではないから、気が付いた時には日光は他のところを温めている。 それに不平を言っても仕方ないの。自分も温めてもらった時期があるわけだから、今度は自分が太陽にならなきゃだめなんだよ。ま、俺様は夜型人間なので、太陽よりは月の方が好きなんだけれどね。情緒不安的なところも月に似ているか。 |
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8月23日(火曜日) 断酒122日目。測定せず。 嫉妬を越えて疲れがやってきた。 雷が鳴っている。 |
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8月22日(月曜日) 断酒121日目。10キロ歩き24日目。体重81.0キロ。体脂肪率17.3% 飯田橋の出版社で打ち合わせ。 あ、電子レンジか。 |
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8月21日(日曜日) 断酒120日目。10キロ歩き23日目。体重80.9キロ。体脂肪率16.9%
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8月20日(土曜日) 断酒119日目。10キロ歩き22日目。体重81.5キロ。体脂肪率17.5% 知ってましたか。ボクは電通のタレント・文化人の位置付け表でヤンキー先生の義家さんと同じグループにいるそうです。別にヤンキー先生のこと、これっぽっちも嫌いじゃないのだけれど、えっ、ボクもそうなの? って正直な感想です。誰が間違ったわけじゃない。自分がしてきたことのイメージがそうさせてしまっているのだから、これはまあボクのせいなんですがね。金髪先生は芸だったのになあ。とにかくその先生イメージから脱したい! もう5、6年は苦闘している。ま、イメージ消えないよっていうなら、それはそれで味わって生きていくしかないのだけれど。それでもいいか。 送ってくれたI青年、ありがとう。 |
| 8月19日(金曜日) 断酒118日目。測定できず。 ロープウェイ乗り場から車道を3.8キロ歩くと一ノ倉沢である。 JRの駅にある自動販売機で写真が使われている有名な岩峰。 下から見るとやはり圧倒される。 悪魔か仙人ならぜひとも棲息してみたいと思える崖の化物である。 ただ、圧倒されながらもあっという間に雷雲に囲まれてしまい、今度は激しい雨と雷、つまり気象に圧倒された。 プールに飛び込んだような状態で登山事務所に飛び込み、そこで何とか雨宿り。 熱燗を飲みたい気分で、急速に秋に変わりつつある谷川連峰の森を見ていた。 初雪は10月の終わりぐらいらしい。 その時にまた登ってみたい。 重装備だな、今度は。 こうしてボクの夏休みが終わった。 明日からまた創作。 |
| 8月18日(木曜日) 断酒117日目。測定できず。 転勤して仙台に行ってしまうまっちゃんの追い出し登山。仲間数人で谷川岳である。 1500〜1977を往復7時間ほどかけてゆっくり登り降りしたが、岩盤が霧で濡れているために非常に滑り易く、難儀な登山となった。濃霧のため視界は10メーターほど。ピークのトマの耳からもうひとつのピークのオキの耳まで最初は道がわからず、がけっぷちを降りようとするハプニングも。 全員へとへとで下山。鎖場で立ち往生していた老人とか、果たして下山できたのであろうか。 谷川岳には二度登頂したことになるが、まだ一度も山頂からの景色を見たことがない。悔しいのでもう一度登るかな。 日本リンボーダンス協会参事のたいちゃんが、山で野性を取り戻した。 酔って犬の話ばかりしている。 |
| 8月17日(水曜日) 断酒116日目。10キロ歩き21日目。体重81.2キロ。体脂肪率18.3% 文藝春秋から秋に出る単行本「ブーの国」。その担当チームとお昼御飯。 おいしい。何もかもおいしい。 細かいところまで気をつかってある料理はやはりプロだなと思わせる。そういうレストランが四谷にあるのね。 ボクは魚介のサラダと鯛の上にじゃがいもを載せて焼いたのと、デザートは桃のお菓子をいただいた。 100点満点。 夕方、マネープラスに絵を渡しにいくことになっていたので、午後の数時間がぽかっと空いてしまった。 いつものように何も考えず、時間が合うという理由だけで映画館に入った。 加藤剛が主役だ。「砂の器」のイメージがあったから、割と安心して入ったのだ。 お客さんの平均年齢70オーバー。みんな呼吸が不安らしく、誰かが常に咳き込んでいる。隣のお婆さんは、時折何でもないシーンで「アグーッ」と叫んで立ち上がる。館内にたちこめた老人臭。何かがあったら一番若いボクがまず助けに行かなければいけないという重たい使命感。ということを抜きにしても、生涯最悪の映画を見てしまった。映画になっていなかった。あまりにひどいため、タイトルも紹介できない。そんなにひどいのなら見に行ってみようと思った人が、「本当にひどいじゃないか」と怒り出すのが目に見えているからだ。 具合悪くなった。 マネープラスの編集部の皆さんと夕飯。 編集長が断酒で苦しまれている。 断酒以外の他のことも同時にやらないとちょっと苦しいかも・・・と、お互いに作を練る。 結局、紅葉の頃に登山をすることになった。 登山、いつもやってるけど。 明日からも。 |
| 8月16日(火曜日) 断酒115日目。測定できず。 もう100キロぐらい走ったら、世界的に名の知られたお医者さんの生家があった。 そのお家の屋根は藁葺きで、たくさんの人が群がって見ていた。 お医者さんは小さい時、いろりに落ちて手を大火傷したらしい。指が五本ともくっついてしまったのだ。 いろりはそのまま残っていた。 たくさんの人が「おおっ!」とどよめきながらいろりの写真を撮っていた。 ボクも撮った。いわなでも焼きながら一杯やったらいいだろうなと思えるいろりだった。 |
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お医者さんは手がげんこのままだから「てんぼー」なんてあだ名が付いてしまう。「ヤン坊、マー防、天気予報」みたいなあだ名だ。
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| 8月15 日(月曜日) 断酒114日目。測定できず。 さらに100キロぐらい走ったら洞くつがあった。 洞くつは好きだ。雑誌の取材で日立市の縦穴洞くつに入って、ラダーで60メートルほど垂直降下して、地底湖にざぶざぶ入って、さらに数十メートルほど進んだところで「バカ」と落書きされているのを見つけたことがある。それ以来、洞くつにも、洞くつに入っていく人たちの心理の方にも双方興味を掻き立てられる。なぜならボクも、洞くつを見つけてしまうと絶対に入っていく人間の一人だからだ。 それまでのボクは、漠然と人間とはそういうものだと思っていた。 みんな洞くつファンだと。 でも日立の洞くつに潜った時、俺はこういうところは嫌いなんだと冷や汗びっしょりになっていた編集者を見て、誰もがみんな洞くつを好きだといわけではないことに気付いた。 こんなところに入りたがるなんて、お前変だよ。その人はそう言って青い顔をしていたのだった。 一緒に入った洞くつ潜水協会の人たちも言っていた。 「地底湖に潜りたがるダイバーは少ないんですよね。迷ったら出て来れないし」 でもさ、冒険ものに洞くつは付き物でしょう。トム・ソーヤが好きなら、洞くつだって好きだろうって感じで。 ボクの場合、適度な恐怖と適度な温かみから、洞くつには脳みその内部へ通じるイマジネーションの入り口のような印象がある。子供たちが崖を見ると穴を堀りたがるのも無条件に理解できるし。 展開がいいよね。 つづら折の洞くつを抜け出ると、そこはひまわり畑であった。 ぱっと世界が変わるところ。 たった一日で歴史ががらりと変わってしまうような。 |
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今日もひまわり畑なのである。 終戦記念日。敗戦記念日。韓国にとっては独立記念日。 ニューヨークでは歓喜の紙吹雪が舞った日。 「ひまわり」という映画があったな。 ソフィア・ローレンが戦場から帰ってこない夫を探しに行くストーリーだった。夫はロシア戦線に送りだされて、そのまま現地で別の女性と暮らしていたのだけれど・・・子供心に「戦争が原因なのではなく、単にこっちの女の方が良かっただけなんじゃねえの。だって、ソフィア・ローレン近くで見るとちょっと凄みがあるし」と思ってた十歳だった。 いずれにしろ、戦後60年目のひまわりである。 暗い暗い洞くつの上に広がる幸せそうな花たち。しかし。全員同じ方向を向いているので、いなくなる時も全員同じなのね。哀しい花群である。 |
| 8月14日(日曜日) 断酒113日目。測定できず。 300キロぐらい走ったら、海があった。 メヒカリの海らしい。 でも、港で釣りをしているおじさんは別の魚をばんばん上げていた。 なんだろう。ボラかな。このあたりの人はボラ食べるんだろうか。ボラは腹に刃を当ててしまうと匂いが広がって食べられなくなる。瀬開きで洗いにして食べるのかな。 と思って魚を見にいったら、ボラサイズのサバだった。 こんなサバ、関東では船でしか釣れない。岸壁からなんて絶対無理。 おじさん、今夜はサバで一杯やるのかな。いいな。 雨が激しく降ってきた。 田舎道の土砂降り。路面が暑いので湯気が出ている。しばらくして新宿コマの森進一ショーみたいになって、何も見えなくなってしまった。 霧の中でヒマワリが揺れている。 ボクの頭の中でもヒマワリが揺れている。 ヒマワリの数を増やしてみたり、一本にしてみたりした。 ボクの場合はいつも一本だ。でも決して折れない。いや、何度か折れたことはある。 今は折れないというだけ。 一本がいい。 |
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8月13日(土曜日) 断酒112日目。10キロ歩き20日目。体重81.4キロ。体脂肪率17.6% 高校野球は全国優勝したチーム以外のほぼすべての高校生たちに敗北を教えるシステムだと、誰かが言っていたことがある。至言だと思う。 |
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8月12日(金曜日) 断酒111日目。大雨のため歩けず。測定せず。
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| 8月11日(木曜日) 断酒110日目。10キロ歩き19日目。体重81.5キロ。体脂肪率17.5% 11月の「ブーの国」単行本発売(文藝春秋)に向けて、各ストーリーの改稿を行った。それぞれ、少しずつ変わっている。この「少しずつ」というところが、実は大きい。抜本的な書き直しではないものの、ラストの印象がまるで変わるものがある。たった一滴の添加液がBTB液の色をぱーっと変えてしまうように、一行はゆうに全体を変え得る。なんちゅうかこう、たった一発のオナラがエレベーターの空気を香ばしくしてしまうことがあるようにね。 昼、「野性時代」と「マネープラス」が編集部から送られてきた。 「ジョンを背負って7000メートル」を通読してみる。本の中に取り込まれてしまうと、パソコンに向かっていた時とはイメージが異なるものだが、今回はあまりそれがなかった。他の著者の小説を読む余裕は今日はなし。比較はできない。でも、自分らしい作品を書けたと思っている。「ブーの国」や釣魚シリーズとはまた違った意味で。高校野球にありがちなセリフ。相手は関係ない。自分の野球ができたかどうか。小説もまったく同じですね。 「マネープラス」の方は・・・何と最近、絵の方を楽しみにしているという読者が現れた。 それはそれで嬉しいのだけれど、自分はいったい何屋なのか? という問いかけからバンドに終止符を打った部分もあるので、それがまた混乱してくるとやばいなと思っている。 しかし、絵を描いている時間は好きだ。昔聴いたCDとか引っぱり出してきて、懐かしい感じの時の流れに身を任せることができる。20代の頃の、早稲田のアパートにいた頃。窓の前は隣家の壁っていう・・・天井が発光するぐらいポルターガイストの凄い部屋だったけど。白塗りの坊主刈りの人が壁と窓の間に貼り付いてこっちをじっと見ていることもあったし(実話)。 ボクの場合、絵の中に未来はない。いつも過ぎた日を確認している。 小説は過去を書きつつ、いつもこれからを見ている。 バンドは、もう遠い日の幻だ。 トマトは、未来そのものである。 |
| 8月10日(水曜日) 断酒109日目。10キロ歩き18日目。体重81.9キロ。体脂肪率17.5% 一日中ゲラと格闘。 時々昼寝。 あとはな〜んもなし。 |
| 8月9日(火曜日) 断酒108日目。10キロ歩き17日目。体重81.8キロ。体脂肪率17.5% 三宅島に行こうと思い、東海汽船まで行った。 乗船券、売り切れ。 二ヶ月前から売り切れ。 ほんまかいな。 三宅島に来て下さいって、NHKでやっていたばかりなのに。 行く方法がない。 ゲラを見ながら頭を抱える。 俺様って、文章書くの下手。このレベルはいい加減突破しないといけないのに。 次の段階が、ぼんやりと見えてきてはいる。 きっと足し算じゃなくて、引き算なのだろう。 今の俺様は執筆業者として、厚化粧でアクセサリーじゃらじゃらの安物女に似ている。 なぜそうなってしまったのかはわかる。雑誌の仕事をずーっとやってきたからだ。 短い行数の中に、あれもこれもを詰め込まなければいけない仕事である。一緒に取材した編集者から「あれが入っていませんよ。これが入っていませんよ」と叱られることもあった。 でも、小説はそれではいけない。あれとこれを抜かなければいけないのだ。 お洒落も(ボクにお洒落を語る資格はないが)引き算。本当に必要なもの以外は大胆に切り捨てるところからノーブルになっていくでしょう。イタリアのあるデザイナー(名前忘れちゃった)の衣装部屋が、黒と白の二部屋に分けられているのを見て驚いたことがある。つまり、その人、私服では黒いものと白いものしか身に付けないのだ。まあ、素材やカットに思いきり凝るんだろうけど。 だから面白いとも言える。 文章を書くのは。生活もきっとそうだ。 年齢は引き算のためにある。 |
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8月8日(月曜日) 断酒107日目。5分RUN6。体重81.9キロ。体脂肪率17.5% あ、解散。 |
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8月7日(日曜日) 断酒106日目。10キロ歩き16日目。体重80.0キロ。体脂肪率20.5%
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8月6日(土曜日) 断酒105日目。測定できず。 |
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8月5日(金曜日) 断酒104日目。測定できず。 |
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8月4日(木曜日) 断酒103日目。10キロ歩き15日目。体重80.9キロ。体脂肪率20.5%。 脳にはたしかに色々な場所があって、まったく違う働き方をしている。 |
| 8月3日(水曜日) 断酒102日目。10キロ歩き14日目。体重80.9キロ。体脂肪率19.8%。 今日はTBSラジオの夜の番組「アクセス」に出演した。 ふだんのレギュラーの方が海外取材とかで、ボクはその代打。 代打っていってもなあ、一度藤井誠二さんの回にゲストで呼ばれただけで、まったく流れを知らない番組。その回し役というのは荷が重過ぎる。 スマートに対応できるタイプじゃないから。 案の定、始まってみるとテーブルの上の紙資料が散乱するだけで、理路整然としたことが何も言えない。相方のアナウンサーの伊藤さんが小気味いいリードをしてくれるので何とかなったものの、以前の自分の番組のようなわけにはいかない。あの時は紙なんてほとんどなかったから、全部自分の脳でやらねばならず、それがかえってまとまりを生んでいたのだ。 いや、違うかもしれない。 口の商売から書く商売へと、ボクの脳が変身しつつあるのかもしれない。 ちょっとした言い淀みとかで、ボクはそれを感じることがある。 実際、日々の口数も極端に減ってきている。 うるさい男は好きじゃないので、それはそれでいいのだけれど。 それにしてもみんなスペースシャトルで大騒ぎしているが・・・いつも背景に地球が映っているので、あまり宇宙という感じがしない。ボクからすればあの宇宙飛行士の皆さんは、世界でもっとも高いところで仕事をする「とび職の皆さん」に見えて仕方ないのだが、そんなことない? 野口さんには、日本のとび職の伝統的衣装であるニッカボッカをはいてもらいたかった。 |
| 8月2日(火曜日) 断酒101日目。10キロ歩き13日目。体重81.6キロ。体脂肪率19.1%。 ダカーポ「自分相談」の担当編集だったYさんが定年退職されることになった。 キンダーガーデン(幼い頃お世話になりました)からマガジンハウスに転職されて35年。 御本人はまだまだナイスミドルの雰囲気たっぷりで、女性からの熱い視線もそう珍しいことではないと見た。 そこで、Yさんの定年祝いをともにすることになったマネープラスの編集長と銀座三越で待ち合わせ。 男の勝負下着「スーパークラシカル・ふんどし」をプレゼントするためだ。 しかしねえ、いくら流行っていると言われてもだよ、いざ三越の中に入ると「ふんどしどこですか?」とは聞きにくい。相手は女性店員ばかりなのだし。銀座だし。で、いささか卑屈なものの尋ね方になった。 「すいません。プレゼントで探しているんですけど・・・ふんどしありますか」 あるのよ。これが。 今や銀座三越でも赤いふんどしきりりとしめたマネキンがあるのね。 色だって赤や白だけじゃなくて、小学生の絵の具の箱ぐらい色々な色があるのね。 やっぱりフンドメンは時代のさきがけだったというわけね。今さらなんだけれど。 というわけで、ふんどしとスーパービキニなる真っ赤なパンツを買ってYさんに進呈。 Yさん、嬉しそうな顔をして何度も御礼を言われていたが、最後まで「はく」とはおっしゃらなかった。 でも絶対、一度は身につけると思うな。 |
| 8月1日(月曜日) 断酒100日目。10キロ歩き12日目。体重80.3キロ。体脂肪率19.6%。 断酒、ついに100日達成。 16歳でお酒を覚えてから初めてのことだ。 意味があると思って始めた個人的(期間限定)戒律だけれど、さすがに何度も揺るぎそうになった。意味は何度も蒸発しかかった。かろうじてそれをくい止めてきたのだ。 ボクは友人が酒を飲む場にしかいないため、誰かに会うとペリエなど水を飲みながらの付き合いになる。 これがしんどかった。 ちょっと腕を延ばせば幾らでも酒が飲めるという状況の中で、ほんと、何度も「飲んじゃおうかな」と思った。 この意地っ張り、いったいどこから来ているのだろう。 意志の弱い人間だと思っていたけれど、何だかどこかが違ったようだ。 続いての目標は200日である。 その間、執筆をしまくる。 |